タクシーサイネージメディア「Tokyo Prime」を運営するIRISは、タクシー利用者2,835名に対して「コロナ禍におけるタクシー利用実態調査」を実施した。
2020年5月25日に緊急事態解除宣言が発出された後、段階的に経済活動が再開されていく中で、同調査によれば、タクシー利用回数とタクシーサイネージメディアの広告再生回数は回復傾向にあるという。
約8割が「タクシー利用は回復傾向」と回答
まず、直近1ヵ月のタクシー利用頻度について調査。その結果、タクシー利用者の利用者マインドは「回復傾向」、特に東京・大阪などの大都市では回復傾向であることがわかった。
広告再生回数は2020年1月水準の約90%まで回復
次にTokyo Primeの広告再生回数を比較した。結果、2020年1月の水準近くまで回復していることがわかった。平日の平均広告再生回数比(1月対9月)は95%となっている。
タクシー利用時間は「ビジネスタイム」にシフト
タクシー利用時間について調査したところ、6時~18時までの割合がコロナ禍前と比較して6ポイント上昇した。
※24時間中6:00~3:00までの21時間分を100%としたデータ
※2020年8月10日~9月13日の5週間におけるTokyo Prime時間帯別乗車回数の分布
※コロナ禍前のデータは2020年1月13日(月)~2月16日(日)のデータを集計
タクシー配車アプリの利用回数は前年同月と比べて3割増
また、Mobility Technologiesが運営するタクシー配車アプリ「GO」(旧「MOV」)と「JapanTaxi」アプリの利用回数を前年と比較。結果、2020年7月のお客様乗車回数は昨年を超え、両アプリ合わせて前年同月比の3割増しとなった。
「コロナ禍」におけるタクシー利用者は意思決定のできる役職者が増加
タクシー利用者の役員構成比を調査した。2018年9月と比較して2020年9月は課長以上の役職者比率が5ポイント上昇していた。
さらに、意思決定のできる立場にある人かを調査。「会社内でソフトウェア導入の意思決定ができる」と回答した人は、2018年9月と比較して2020年9月は6ポイント上昇した。
【調査概要(今回)】
調査対象:月1回以上タクシーを利用する20才以上の男女個人
調査地域:全国10都市(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、愛知県、大阪府、京都府、兵庫県、北海道、福岡県)
調査方法:インターネットリサーチ
調査時期:2020年9月14日~2020年9月17日
有効回答数:2,835サンプル
【調査概要(前回)】
調査対象:月1回以上タクシーを利用する20才以上の男女個人
調査地域:全国10都市※上述
調査方法:インターネットリサーチ
調査時期:2018年9月7日~2018年9月11日
有効回答数:2,790サンプル
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