ジーニー、日本自動ドア、Ymixの3社は、DOOH(Digital Out Of Home:屋外デジタル広告)事業で業務提携を行った。第1弾の取り組みとして、全国に約88店舗を展開するヘアカラー専門店「fufu」に設置するタブレット端末への広告配信を、2020年12月より実施する。
ジーニーでは、アドテクノロジー領域においてプロダクトの自社開発・提供を行っており、Web広告、DOOH広告においてOEM提供実績を持つ。一方、日本自動ドアでは、自動ドア装置のモーター、コンピューターなどの開発、製造から施工、保守メンテナンスまでをワンストップで行っており、またYmixでは、企業の新規事業の立ち上げ支援やマッチングなどのコンサルティング事業を行っている。
今回の提携では、3社のこれらのノウハウ、スキルを掛け合わせることで、デジタルサイネージ広告領域におけるサービスの拡張とさらなる事業成長を見込んでいる。
第1弾の取り組みで配信先のタブレット端末を設置するのは、Fast Beautyが運営するヘアカラー専門店「fufu」。全国に88店舗を展開しており、累計150万人以上が利用している。
今回の取り組みでは、fufu各店舗の座席にタブレット端末を設置し、カラーリング中の顧客に対して、動画コンテンツや広告を配信する。fufuからの美容情報なども配信され、顧客が様々なコンテンツを楽しむことが可能になる。
fufuの顧客は、美容意識が高いF2層(35〜49歳)がメイン。この取り組みにより広告主は、明確なターゲット層に対して費用を抑えた広告配信を行うことができ、サンプリングと組み合わせることでさらに高い訴求効果に期待できる。
なお実施は、2020年12月からを予定しており、今後コンテンツを充実させていく。
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