日本経済新聞社は、企業向け取引に関するデジタルマーケティング活動の優れた取り組みを表彰する「NIKKEI BtoB デジタルマーケティングアワード」の第1回受賞企業を発表した。審査対象は応募のあった49件。新たな時代のマーケティング活動における創造性や新規性、経営へのインパクトなどを基準に審査委員会が選考した。
結果は以下のとおり。
大賞・ブランディング賞
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アスクル
『データ×テクノロジーによる「売らないマーケティング」』
デマンドジェネレーション賞
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ブラザー販売
『ニューノーマル時代に対応したマーケティング戦略の見直しと実施』
アスクルの施策は、コロナ禍での衛生用品の買い占めなどに対応。顧客の属性や購買データから、本当に必要とするユーザーを特定し、優先的に提供した。アスクルの受賞理由について、審査委員長の早稲田大学大学院教授・内田和成氏は、「会社の存在理由という原点に立ち返り、やるべきことを考え、データを活用して実現した点を高く評価した」と述べた。
【実施概要】
対象:2020年9月末までに、実施されたデジタルマーケティング施策
応募資格:当該の施策を実施した企業・団体等の各部門
応募期間:6月25日~9月30日
審査委員:
・内田和成氏(早稲田大学 大学院 経営管理研究科 (ビジネススクール)教授)
・音部大輔氏 (クー・マーケティング・カンパニー 代表取締役)
・庭山一郎氏(シンフォニーマーケティング 代表取締役)
・上島千鶴氏(Nexal 代表取締役)
・後藤 洋氏(トライベック 代表取締役社長)
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