CCCマーケティングとカルチュア・コンビニエンス・クラブは、Tポイントのデータを活用した物価指数「T-POINT Price Index(Tポイント物価指数。以下、TPI)」の11月度結果を発表した。
TPIは、東京大学大学院 経済学研究科の渡辺努研究室との共同プロジェクトによるもの。Tポイント提携先の「スーパーマーケット」「ドラッグストア」「コンビニエンスストア」「外食チェーン」でTカードが関与した購買金額を基にしている。
たばこ増税の影響を受け、コンビニのTPIが上昇
11月度のTPIは、前月比0.09ポイント上昇し(前年同月比0.46 %)、2ヵ月連続上昇する結果に。業態別では、「スーパーマーケット」は前月と比べて0.27ポイント下がり(前年同月比-0.47%)、6ヵ月連続の下落、加えて2ヵ月連続マイナスとなった。
「ドラッグストア」は前月比0.28ポイント下落(前年同月比0.25%)。「コンビニエンスストア」は10月のたばこ増税の影響を受け、0.43ポイント上昇し(前年同月比4.02%)、2019年9月の過去最高値(4.17%)に迫る結果となった。
TPIの上昇率が最も高かったのは60~79歳・男性
11月度のTPIを性別・年代別で見ると、前年同月比上昇率は、60~79歳・男性で1.86%、40~59歳・男性で1.81%、20~39歳・男性で0.93%、60~79歳・女性で-0.08%、40~59歳・女性で-0.55%、20~39歳・女性で-0.73%という結果に。20~39歳・女性を除く、男女の全年代で上昇していた。
業態別では、「スーパーマーケット」が男女の全年代で2ヵ月連続マイナスに。また、「ドラッグストア」も男女・全年代で下落した。一方、「コンビニエンスストア」は男女・全年代で上昇が続き、特に60~79歳・男性は0.47ポイント上昇の4.90%、60~79歳・女性は0.64ポイント上昇の4.97%と、TPI集計以来、過去最高値の結果となった。
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