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MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

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MarkeZine Day 2025 Retail

リアル行動データから消費者行動の「今」を紐解く

【データ&ペルソナで理解】コロナ禍でオフィス街にどんな変化が?六本木・渋谷・品川の行動データを比較

ショッピング:よく行くお店に「その街らしさ」が表れる結果に

 続いて、ショッピングの傾向です。

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 まず目に留まるのが、渋谷駅周辺ワーカーのファッションへの感度の高さです。一点もの(アクセサリー、カバン、ハンドバッグ、シューズストア)から古着リサイクル、百貨店までまんべんなく足を運んでいることから、上手に使い分けて着こなしを楽しんでいる傾向がうかがえます。

 一方、六本木駅周辺ワーカーは宝石、貴金属、真珠を扱うジュエリーショップに比較的多く足を運んでおり、ラグジュアリーな嗜好性が見えてきます。一方でミニスーパーにも足を運んでいる様子から、日頃から会食が多かったり不規則になりがちな生活の中でも、自炊や健康を意識した食品を購入していることがわかります。

 最後に品川駅周辺ワーカーですが、六本木駅周辺ワーカーと同様にミニスーパーの利用が多いことに加え、百貨店によく足を運んでいるのが特徴です。それ以外の項目は低いことから、「ショッピングはコロナ禍の影響もあり慎重になっている」「品揃えが良く安心して利用できる店舗で一気にお買い物を済ませる」といった”堅実さ”が垣間見えます。

レジャー・エンタメ:最も慎重なのはどの街の人?

 最後に、レジャー・エンタメの傾向です。

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 外食や日常的な買い物と比べると、外出へのハードルはまだまだ高い印象です。その中でも、六本木駅周辺ワーカーは「ライブハウス」「美術館」「ホテル」によく足を運んでいる様子がうかがえます。エンタメやラグジュアリーな体験を求めているようです。また、渋谷駅周辺ワーカーも「ライブハウス」「映画館、劇場」といった場所に足を運んでおり、エンタメへの興味関心度の高さが見えます。

 一方で、品川駅周辺ワーカーには消極的な傾向が見られます。ショッピングと同様、コロナ禍で慎重になっているのかもしれません。

 以上のデータを踏まえ、六本木駅周辺、渋谷駅周辺、品川駅周辺、それぞれで働く人のペルソナを描画していきます。

次のページ
ラグジュアリー、自分らしさ、慎重派…データから導く3つのペルソナ

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この記事の著者

星 雄大(ホシ ユウタ)

株式会社unerry/BeaconBank事業部 カスタマーサクセス。金融系システムエンジニア、クリエイティブディレクター、CDP導入コンサル・セールス組織の立上げを経て、19年unerry参画。ブランド、商業施設、メーカー、イベントなど様々な業種・業態クライアントのD X推進を牽引。オンライン・オフラインのデータ...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2021/01/05 09:00 https://markezine.jp/article/detail/35151

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