ロケーションバリューは、アプリ市場と利用動向の分析サービス「SmaRepo(スマレポ)」をβ版として開始する。
同サービスは、NTTドコモが別途同意を得た顧客から取得しているアプリ統計情報を利用し、アプリ競合利用調査レポートを提供するもの。250万のサンプルデータの統計分析を活用することにより、アプリの利用者属性と利用状況をデータで可視化することが可能。また、そこから改善に役立つ示唆を導き出し、現状の課題解決、将来的なビジネス戦略立案に活用することできる。
具体的には、アプリが利用される時間帯の傾向を知り、適切なタイミングでプッシュ通知を配信する、アプリ利用回数を比較し、アプリの使われ方の違いを把握するといった活用が可能。また、競合アプリのリニューアル前後におけるMAUの推移を基にした、リニューアルの成否の確認もできるほか、継続/新規/休眠/復帰/離脱のバランスを競合アプリと比較し、注力するべき箇所も見定められる。
SmaRepoの分析対象となるのは、GooglePlay(日本)で配布されているゲーム以外のアプリ。提供データは、利用者数、アプリ所持ユーザー数、MAU、WAU、DAU、HAUのほか、性別、年代、地域、MAU率、アプリ起動回数となる。
なおロケーションバリューでは、今回のβ版ローンチを記念し、限定30社にSmaRepoを用いた自社アプリの分析及び競合アプリとの比較分析レポートを無償提供する。また、同社が展開するアプリ開発サービス「ModuleApps(モジュールアップス)」の契約企業に対しては、2021年3月までSmaRepoを使ったアプリ分析月次レポートを無償で提供する。
【関連記事】
・50万DL以上となるアプリの初月のDL数は約17万DL 初月のDL数の伸びが成功のカギ【ヤプリ調査】
・JR東日本リテールネットとロケーションバリューが「NewDaysアプリ」を開発 スタンプ機能を搭載
・2020年の国内モバイルアプリ市場、非オーガニックインストールは都心に集中【AppsFlyer調査】
・AdjustがAdobeと技術連携 アプリマーケティング計測や不正防止、レポート機能を強化
・Reproが「洋服の青山」のOMO推進パートナーに アプリ・ウェブのマーケティング支援を開始