クラウドサービス「sitateru CLOUD」を運営するシタテルは、旧来のデジタル・ネイティブ・ブランド向けの「sitateru SPEC(シタテルスペック)」を受注生産特化型のクラウドサービス「sitateru CLOUD 販売支援」としてリニューアルした。
同サービスでは、受注成立数・目標数を設定し、クラウドファンディングのように注文数が採算ライン(最低ロット)を超えた場合のみ生産・販売する仕組みを構築できるため、在庫を持つ必要がない。また、シタテルの保有する豊富なサプライヤーネットワークで生産ができ、販売に関しても開発不要でECサイトを開設することが可能だ。
同社はこれまで「sitateru SPEC」でデジタル・ネイティブ・ブランドの生産から販売、物流までを支援してきたが、その対象を衣服販売事業者全般に広げるため今回のリニューアルを実施。クラウド化で様々な機能から必要な機能だけの利用を可能にし、よりユーザーが能動的に活用できるようにすることで、新たな層の利用を促す狙いだ。
今後同社は、年内100社の導入を目指すとともに、ECのデザインカスタマイズ機能のアップデートや在庫販売機能の追加、他言語切り替え機能などの実装を予定している。
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