日比谷花壇は、エボラニが運営するチャットボット「anybot(エニーボット)」を導入した。
日比谷花壇はLINE公式アカウントを2019年2月に開設し、友だち追加をした顧客に対して、花やキャンペーンなどの情報を配信していた。しかし顧客に対する効果的なコミュニケーションが取れておらず友だち数は1,000人ほどにとどまっていた。
その中で同社は、LINEで顧客とつながることができ、これまでWebサイト内で展開していた来店予約や記念日登録がなどの機能が使えるツールを探す中で出会った、anybotを導入。同サービスを導入し「顧客一人一人に合った情報の配信」「記念日リマインダーからの成約率向上」を可能にした。
「顧客一人一人に合った情報の配信」に関しては、顧客がLINE上で登録したお気に入り店舗の情報や、友だち登録時の初回アンケートでの顧客情報をもとにセグメント配信を実施。また、来店した人にLINE友だちを勧めるなど地道なアプローチをし続けた結果、LINE友だち数も順調に伸び、7ヵ月間で45,000人まで増やすことができた。
「記念日リマインダーからの成約率向上」に関しては、これまでWebサイト上で行っていた記念日リマインダー機能をanybotが新たに開発。LINEによる記念日のリマインドメッセージを経由した花の注文の成約率は、メールで配信していた時と比べ大幅に向上したという。
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