NTTドコモは、対話型AIサービスに実在の人物や架空のキャラクターのような受け答えを可能にする「キャラクタ雑談技術」を開発した。
同技術は、あらゆる対話型AIサービスにさまざまなキャラクタ性を付与することができるもの。再現したい人やキャラクターの対話データを学習させることで、まるでその人やキャラクターと会話しているかのような高精度な対話型AIを作成することができる。
従来の対話型AIでは、対話のルールを作成する方法が一般的だったが、同技術ではキャラクターの対話データを用意するだけで、ユーザーの入力に応じた適切な応答を出力することが可能に。同社が提供する対話型AIサービス「ドコモAIエージェントAPI」と組み合わせることで、音声認識・音声合成による音声対話も実現する。
また、同技術を使用したスマートフォン・タブレット向けアプリ「携帯人間AIジミー」が、2021年3月20日にラフ&ピース マザーより提供開始される。「携帯人間AIジミー」では、お笑い芸人のジミー大西さん本人が作成した対話データをもとに学習したAIを構築しており、ジミー大西さんを再現したAIとの対話を楽しむことができる。
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