3月30日、マーケティングクラウドを提供するInMobi(インモビ)は、日本向けビジネスを強化することを発表した。
InMobiは2007年にインドのバンガロールで設立され、現在はモバイル広告プラットフォーム提供企業として、20カ国で1,500人以上の従業員を擁し、グローバルにデジタル広告を展開するユニコーン企業として、2018年と2019年にCNBC Disruptor 50にランクインするなど、様々なリストに取り上げられている。日本では2010年より事業を展開してきた。
同社の共同創業者でマーケティングクラウド事業のCEOアブヘイ・シンガル(Abhay Singhal)氏は「今後2年間で3~4倍の投資を行い、プロダクト、人材、パートナーシップを強化していきます」と表明している。
具体的には主に、以下の取り組みが実施される予定。
SSP「InMobi Exchange」の提供強化
主力プロダクトである、モバイルアプリ向けSSP「InMobi Exchange」は世界で約20億人のスマートフォン利用者へ広告配信が可能なプラットフォーム。今後、同SSPの導入促進を強化していく
グローバルおよび国内のDSPパートナーシップの強化
InMobi Exchangeは、パフォーマンス(コンバージョン)はもとより、ブランディングの実現が目的のマーケターにも活用できる。InMobiでは、グローバルおよび国内のDSP事業者とのパートナーシップを強化することにより、国内の広告主がより一層透明かつ効率的にプログラマティック広告を運用できるようにしていく。
日本の人材の拡充
InMobiブランドのさらなるプレゼンス強化と事業拡大を目し、2020年11月、日本のカントリーヘッドに井料武志(いりょう たけし)氏が就任。井料氏はデジタル広告業界で20年以上の経験があり、これまでにAppier、Mobvista、AppLift、楽天などで日本事業の責任者を経験してきた。今後、営業やサポートなどの東京オフィスのスタッフも拡充していく。
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