まずは検索結果をイメージしてみましょう
はじめまして。ナイル株式会社の青木です。今回から全7回の予定で、みなさまに様々なGoogle検索結果をご紹介したいと思います。
いきなりですが、みなさまは「iPhone」と検索した時の、検索結果をイメージすることができますか? どんな検索結果が思い浮かびましたか?
画像や動画、ニュースなどの豊富な検索結果が思い浮かんだ方は、普段から検索結果を意識的に見ているのではないでしょうか。一方で昔からある「タイトルとURL」だけが並ぶ検索結果をイメージした方は、Googleの進歩に追いつけていないかもしれません。
本連載ではそういった特徴的な検索結果を紹介し、「検索ユーザーがどのような検索結果を見ているのか」について意識していただこうと思っています。これからSEOを始める初級者の方や、すでにSEOに取り組まれている方にSEOのヒントをお届けいたします。第1回は「強調スニペット」についてご紹介します。
強調スニペットとは
強調スニペットは、検索キーワードへの端的な回答や言葉の意味を、Googleの検索結果の上部に強調表示する仕組みです。
ちなみにスニペットとは英語で「切れ端」を意味し、ページの情報から一部を切り取った文章のことです。descriptionとして指定したものや、構造化データによって設定したレビューの点数などが、検索結果に表示されますが、これらはスニペットと呼ばれております。
イメージがしやすいように、いくつか具体例を紹介します。
まず「alt属性」の検索結果を見ると、記事タイトルの上に、alt属性を解説する文章が表示されています。これが強調スニペットです。
強調スニペットは、簡単な言葉の意味だけではなく、費用などの情報を表示してくれる場合もあります。
下記のように「アマゾン プライム 会費」で検索してみると、Amazonプライムの会費に関するページ内の情報を引用し、会費情報が検索結果に記載されています。このように強調スニペットは、検索ユーザーのニーズに対し、ページ内の情報を元に表示する場合もあります。
「雨はなぜ降るのか」といった、疑問キーワードでおおよその答えが1つの場合にも、強調スニペットは表示されやすい傾向があります。
また強調スニペットは、こちらから表示させたいページを指定することはできないため、検索結果によっては意味が通じにくくなってしまう場合もあります。たとえば、下記のページは子ども向けに作成されたページのため、強調スニペット内にひらがなが多用されています。