登山アプリ・Webサービス「YAMAP」を運営するヤマップは、トレイルラン(以下、トレラン)選手の位置情報を集約・可視化し、トレラン大会の安全な運営を支援する「YAMAPトラッキングシステム」の提供を開始する。
同サービスは、電波の届かない山の中でも現在地がわかる「大会専用のコース地図」と、選手の位置情報が分かる「トラッキングシステム」をセットで提供するもの。
トレラン大会の主催者は選手の位置を一覧表示した画面を確認し、有事の際、迅速で適切な救助活動を行える。
同社では2020年8月より、サービスを国内10大会で先行導入。実地調査から得た様々な声をサービスに反映し、改良を重ねてきた。
また先月22日、中国・甘粛省で行われたトレラン大会での死亡事故を受け、国内でも不測の事態を踏まえた、より一層の取り組みを求める動きが広がりつつあることから、正式にサービス提供を開始するに至った。
あわせて、リアルでの大会開催中止を背景に「バーチャルレース」の機会が増えていることから、主催者のバーチャル大会開催をサポートする「YAMAPバーチャルレースサポーター」の提供も開始した。
「大会専用のコース地図」を提供し、指定期間中にいつでもレースに参加できるようにすることで、選手はリアルレースのようにトレランを楽しめる。また、ランナーの計測した記録をもとに、リザルトの集計も可能。
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