ジェイアール東日本企画と野村総合研究所(以下、NRI)は、交通広告の特徴を探る共同プロジェクトを実施した。
同プロジェクトでは、両社のメディアに関する知見に基づき、 NRIの広告測定サービス「Insight Signal(インサイトシグナル)」で収集したシングルソースパネルデータを分析することで、交通広告の価値を検証した。
生活者の選ぶ「好きな広告」のトップは交通広告
パネル調査において、生活者に「好きな広告/嫌いな広告」について聞いたところ、交通広告が「好きな広告」のトップに。次いでテレビCMや雑誌広告、新聞広告、ラジオCMなどのマス広告が続き、Web広告は3割弱にとどまった。
また、各メディアのイメージについて質問したところ、交通広告については「つい見てしまう」「暇つぶしになる」と回答した人の数が多かった。
媒体を短期間・同予算で比較 交通広告が「高フリークエンシー層」最多に
メディアごとに予算別で広告プランを組みシミュレーションしたところ、1週間という短期間での広告出稿(予算3,000万円)を想定した場合、テレビCMやWeb広告は低フリークエンシー(リーチ回数の少ない)層が大多数を占めるのに対し、交通広告は高フリークエンシー層が多いという結果に。また、同条件で100人あたりの総フリークエンシーが最大になるのは交通広告だった。
【調査概要】
対象:関東に在住する20~69歳の男女(集計値は人口構成に合わせてウェイトバック処理)
サンプル数:各地点2,500~3,000(調査地点によって変動)
時期:パネル調査は2021年4月に実施、シミュレーション結果は2020年7月~12月の測定データを基に推計
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