NTTデータはDataRobot社と、「DataRobot」上で手軽に使えるデータを提供できるデータパートナー契約を締結。7月9日より、DataRobotへTwitter集計データサンプルの提供を開始した。
今回の取り組みによりNTTデータはDataRobotで使えるようにあらかじめ加工したTwitter集計データサンプルを一部無償で提供する。DataRobot利用企業は、DataRobot上でデータサンプルを手軽に取得し、AIを用いて需要予測モデルの検証を行い、早期にデータの本格活用に向けた検討を開始することが可能となる。
メーカーや小売・流通事業者は、売れ筋商品の見極めや在庫管理を行うために、自社データに基づいて需要予測を行っている。しかし、消費者トレンドをタイムリーに把握するには消費者心理が強く表れるソーシャルメディアの情報が不可欠だ。
一方で、ソーシャルメディア上のデータを予測モデルに組み込む課題として、データ加工の前処理を行うための技術的なハードルや高い初期構築コスト、同時に社内と社外両方の大量のデータを使ったAIモデルの構築が挙げられる。
このような課題の解決として、両社はデータの前処理を行ったTwitter集計データサンプルの提供を開始するに至った。
今後はさらに両社の技術を活用して、未来のトレンドや消費者ニーズを予測可能にする先進的な技術開発にも取り組んでいく。
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