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リアル店舗とオンラインショップ、どう選ぶ?【ネオマーケティング調査】

 ネオマーケティングは「リアル店舗とオンラインショップ」をテーマにインターネットリサーチを実施し、その結果を公開した。

「主に実店舗」で購入するニーズ、依然高い状況

 まず普段の買い物における購入場所について、あてはまるものを聞いた。結果、すべてのジャンルにおいて「主に実店舗」で購入する人が最も多かった。

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普段の買い物における購入場所(クリック/タップで拡大)

 中でも「本・CD・DVD」「ゲーム・ホビー」は、主に実店舗で購入する人がそれぞれ28.0%・19.7%、主にオンラインショップで購入する人が26.9%・19.0%と、その差は0.7~1.1ポイントにとどまった。この2つのジャンルは、実店舗とオンラインどちらにも魅力を感じている人が同程度いることがわかった。

実店舗の理由「陳列棚にある商品全体を見たいから」が20%強

 次に「主に実店舗」で購入すると回答した人に対し、実店舗で購入する理由を尋ねた。

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実店舗で購入する理由(クリック/タップで拡大)

 上記のジャンルすべてにおいて「陳列棚にある商品全体を見たいから」が20%強であった。一方で「実店舗ならではの包装・特典が欲しいから」は、ショップバッグやノベルティにブランディングが表れやすい「衣服・ファッション小物」「美容・化粧品」においても、わずか約2~3%にとどまった。

 次に「主にオンラインショップ」で購入すると回答した人に対し、オンラインショップで購入する理由を尋ねた。結果は以下の通り。

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オンラインショップで購入する理由(クリック/タップで拡大)

「価格」と「緊急性」で使い分けする傾向

 実店舗とオンラインショップ半々で購入すると回答したものについて、その分け方としてあてはまるものを聞いた。

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実店舗・オンラインショップの購入方法の分け方(クリック/タップで拡大)

 上記のジャンルすべてにおいて「価格」での判断が最も多く、次に「緊急性」が続く結果となった。

 「衣服・ファッション小物」は、「購入するものが高級品かどうかで分ける」人が16.4%で、他のジャンルと比較して高かった。「食品・飲料・酒類」は、緊急性の高いジャンルではあるものの「クーポンがあるかどうかで分ける」人が約20%と、クーポンの有無も重要な判断要素であった。

選ぶ際に知識が必要な場合は実店舗優位

 普段の買い物における購入場所が「主に実店舗」「実店舗とオンラインショップ半々」である人に対し、実店舗で購入した際良いと思ったことについて自由記述で調査した。

 家電など、商品を比較・検討する際に知識が必要になるジャンルでのポジティブな声が多かった。また「買う予定でレジに行ったら服のほつれに気づいて値引きしてくれた」といった、実店舗ならではの臨機応変さを挙げた人もいた。

【自由回答の一部抜粋】

・エアコンを購入したとき販売員さんが電源200Vか100Vを聞かれたときに、100Vであることに気が付いた。現在は200Vが主流であることを教えてくれた(78歳、男性)

・ものによっては、家の機器で使えるか調べてもらえるから(57歳、男性)

・販売員の接客によって、スペックや家に合うかどうかわからなかったり知らない部分も教えてもらえた(41歳、女性)

・PCの接続がうまくできなかったときにうまく行きそうなタイプのケーブルを探していたら店員の人はすぐに理解して持ってきてくれた(65歳、女性)

・購入するメーカーは他のメーカーよりサイズが小さめだと店舗スタッフが教えてくれた(67歳、女性)

・化粧品を買う際、テスターがあっていろいろと試せるのが楽しい(20歳、女性)

・賞味期限が確認できるから安心(38歳、女性)

・買う予定でレジに行ったら服のほつれに気づいて値引きしてくれたこと(35歳、女性)

・リピの商品ならオンラインでも大丈夫だろうけど、身につけるものやサイズが細かいものは、実際に見た方が安心(56歳、女性)

オンラインショップでの購入行動「YouTubeでレビュー動画を見る」が12.7%

 実店舗での商品購入までの行動についてあてはまるものを聞いた。結果「販売員に相談する」が27.0%で最も多かった。僅差で、23.6%の人が「その場でスマホからオンラインショップと値段を比較する」と回答した。

 実店舗に買い物に来ても、実店舗の外の情報を取り入れて購入検討する人がいることがわかった。

商品購入までの行動(実店舗)

 対してオンラインショップでの商品購入までの行動についてあてはまるものを聞いた。結果、最も多い行動は「口コミサイト・掲示板を見る」で32.3%だった。

商品購入までの行動(オンラインショップ)

 注目すべきは、「YouTubeで商品レビュー動画を見る」が、各SNSでの口コミ検索を抜き12.7%となった点だ。YouTubeにはゲームやコスメ、衣服など幅広くレビュー動画があるが、購買までのルートとして「YouTubeでのレビューチェック」の重要度は今後加速する可能性があるとネオマーケティングは指摘した。

【調査概要】
調査の方法:ネオマーケティングが運営するアンケートサイト「アイリサーチ」のシステムを利用したWEBアンケート方式で実施】
調査の対象:アイリサーチ登録モニターのうち、全国の20歳~79歳の男女】
有効回答数:1,000名】
調査実施日:2021年9月15日(水)~2021年9月17日(金)

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MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

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MarkeZine(マーケジン)
2021/10/27 18:15 https://markezine.jp/article/detail/37478

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