10月20日、キャラクタービジネスを展開するクオンと、アニメ・漫画クリエイターを活用したSNSマーケティング事業を展開するwwwaap(ワープ)が経営統合を発表した。2021年12月に経営統合が完了予定で、経営統合後の新社名は株式会社Minto(ミント)となる。
本統合により、以下、3つの軸でクリエイターの才能を拡張する事業が展開される。
1)クリエイターの活動領域を広げる、テクノロジー活用
「ブロックチェーン」「NFT」領域でクリエイター向けプロダクトの提供やコンテンツビジネスを推進し。
2)コンテンツ(IP)を世界へ届ける、グローバル展開
世界のプラットフォーマーと連携し、クリエイターと共創して、Webtoon等のコンテンツを展開。また、中国およびアジア圏でのIPグッズ・ライセンスビジネス事業を拡大する。
3)マネタイズ支援
創作活動を続ける上で最大の課題がマネタイズだ。SNS上でのブランド広告コンテンツ化の事業を推進。クリエイターの収益化を支援し、創作活動の基盤作りに貢献する。
YouTubeをはじめとしたプラットフォームの勃興に合わせ、個人クリエイターの影響力が増している。米国では「クリエイターエコノミー」=クリエイターが展開するビジネスやそれを支援する企業・ツール、そしてこれらが形成している経済圏が注目され、市場規模も拡大している。
一方、日本では今後成長が期待されている分野であり、日本のクリエイターエコノミーでは、漫画・アニメ・キャラクター等のコンテンツを生み出すクリエイターの収益化・発信力の進化が期待されている。
この環境下において、キャラクターの創出と海外プロデュースに強み持つクオンと、アニメ・漫画クリエイターのネットワークを保有するwwwaapがシナジーを発揮し共に事業を行うことで、日本独自のクリエイターの活躍機会を創出し続けたいという考えから、今回の経営統合が実現した。
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