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世界三大広告賞で二冠達成、ユニクロのキャンペーンサイト「UNIQLOCK」

 ユニクロのプロモーションサイト「UNIQLOCK」のコンセプトは、言葉を必要としないコミュニケーションを象徴する「MUSIC×DANCE×CLOCK」。サイトでは、ユニクロの新商品を見につけた女性たち「UNIQLOCKガールズ」がクールな表情で、延々と踊り続ける映像を見ることができるほか、オリジナルブログパーツ「UNIQLOCK」を配布。ユーザー数やその所在国を世界地図上に表示してエンタテイメント化したコンテンツを提供している。

ユニクロの商品を見につけて踊り続ける「UNIQLOガールズ」
そのダンスシーンはコンテンポラリーダンスやアートシーンの影響を感じさせる

 キャンペーンは、2007年6月を第一弾として、2007年秋に続いて2008年春から第三弾を展開中。回を重ねるごとにサイトの機能は進化し、キャンペーンはSNS「MySpace」やモバイルなどへも広がっている。また、「UNIQLOCKガールズ」には新メンバーが加わり、アニメーションキャラクターも登場。2008年4月時点の視聴数は1億を超えているという。

配布された「UNIQLOCK」ブログパーツ
世界地図上に表示された、ブログパーツのユーザー数

 この「UNIQLOCK」は広告業界でも高く評価され、世界三大広告賞といわれる“One Show”、“CLIO AWARDS”、“Cannes Lions”のうち、今回“CLIO AWARDS”の2008年インタラクティブ部門でグランプリを受賞。“One Show(ワンショウ)”のインタラクティブ部門グランプリとあわせて二冠達成となった。

 「UNIQLOCK」のプロジェクトには、第1回から同じメンバーが携わっている。企画制作は、Projector Inc.、Paragraph、Monster Films。田中耕一郎(プランナー/クリエイティブディレクター)、長崎義昭(クリエイティブディレクター)、羽鳥貴晴/小島宏之(プロデューサー)、児島裕一(プランナー/ディレクター)、杉原崇之(アートディレクター)、佐藤幸雄/戸崎啓一(インタラクティブデザイナー)。音楽は、Fantastic Plastic Machine、ダンスは「振付稼業air:man」が担当。

 計算されたシンプルさと女性たちの躍動感、ウェブならではのダイナミックな表現とインタラクティビティ。「UNIQLOCK」は世界的なブランド「UNIQLO」のイメージを、見る人に強く印象づけることに成功している。

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MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

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MarkeZine(マーケジン)
2008/05/26 15:55 https://markezine.jp/article/detail/3793

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