インテージは、全国の15歳から79歳の男女を対象に実施した「2022年のお花見」の調査結果を発表した。
新型コロナ流行の、第1波が発生した2020年、第4波が発生した2021年のお花見の経験と、第6波が発生した2022年のお花見の予定を尋ねた。
2022年のお花見について「予定がある/するかもしれない」と回答した人の割合は29.4%とほぼ3割に。2020年・2021年に「お花見をした」という人の割合とほぼ同じ水準となった。
お花見の予定を詳しく聞いたところ、意向者の75.2%が「昼間に近場の桜が咲いている場所」と回答しており、2021年から約5ポイント増加した。さらに約3割が「昼間に近場の『桜の名所』」と回答しており、こちらも昨年比約6ポイントの増加となった。今回も遠出はせずに「近場でお花見」の意識は高い一方で、旅行やドライブといった遠出は、宿泊なし・宿泊ありともにわずかながら回復の兆しがあった。
お花見を一緒にする人については、「同居の夫・妻」「同居の子ども」といった同居する家族と楽しむ想定の人が2021年よりも増加した。また、「友人・知人」も2021年より大きく増えた。一方で、「ひとりで」は約9ポイント減少した。
お花見に使った/使う予定の金額を聞いたところ、2022年に「お花見の予定・意向あり」という人が想定している金額は3,751円と2021年から1,000円ほど上昇した。
今回の調査結果と15~79歳の推定人口(2015年の国勢調査データをもとに人口動態などを加味したインテージ独自の母集団人口データ)から「お花見市場規模」を試算したところ、2020年は910億円、2021年は759億円(前年比83.4%)、2022年の見込みは1,076億円(前年比141.7%)となった。
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