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編集長インタビュー

顧客の成功を起点にしたマーケティングを体現/グロース X 取締役COO 山口義宏氏の挑戦

顧客の成功を起点にしたマーケティング

――最後に、山口さんのマーケティング観をお伺いできますか。

山口:津下本さんや西井さんをはじめ、グロース Xの経営陣でよく議論するのは、今後のマーケティングの在り方についてです。現時点で私たち経営陣のたどり着いているコンセンサスは、「顧客の成功を起点にしたマーケティング」です。

口コミが可視化されやすいBtoCだけでなく、実はBtoBも同じです。BtoBは口コミサイトがほとんどありませんが、受注に至るお客様は、高確度でどこかで知り合いの良い口コミに触れているのです。スタートアップのコミュニティなどで、みんなで集まって食事しているときに「実際、あのサービスどう?」という会話がされ、サービス導入の可否を判断しています。

 いわゆるダークソーシャルというか、表に出ないクチコミが、購買や新規獲得に大きな影響を与えているのです。実際に使っているお客様の言葉には説得性があり「良い」と推してくれることがダイレクトに新規顧客獲得増に影響します。ですから事業成長の基盤は、お客様の成功じゃないかなと思うのです。

――「お客様に喜んでいただきたい」という姿勢やビジネス倫理を超えて、経済合理性がありますね。

山口:マーケティングは変わってきていますし、変化はより加速し続けるでしょう。だからこそグロース Xの自社だけでなく、クライアント企業の方々にも「顧客の成功を軸に起点にしたマーケティング」の考え方と、それに即した業務プロセスを持つマーケティング組織になっていただきたいですね。この考えとやり方は普遍性が高いものと思っています。

 導入していただいたお客様が成功し、喜んでポジティブなクチコミをしてくれて、新規契約が増えて、リピートでアップセルもクロスセルも増加する。これはグロース X自身も体現したい会社の在り方です。

――良い循環が生まれることで、より業界の発展につながりますね。本日はありがとうございました。

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この記事の著者

那波 りよ(ナナミ リヨ)

フリーライター。塾講師・実務翻訳家・広告代理店勤務を経てフリーランスに。 取材・インタビュー記事を中心に関西で活動中。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2022/06/16 09:00 https://markezine.jp/article/detail/39140

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