オープンハウス・ディベロップメント(以下、OHD)は、自社で建設・販売する分譲マンション物件のオンライン販売サービス、「OPEN RESIDENCIAオンラインストア」を開始する。
同サービスでは物件情報をオンラインで閲覧、選択することにより、顧客は時間も場所も選ばず自分のペースで物件を探して購入申込を行うことが可能。またすべての掲載物件の価格、パンフレットや図面などの資料閲覧、購入資金の簡易審査などのシミュレーションも行える。不明な点や確認事項があれば対面やビデオチャット、メールなど、顧客の希望の方法で相談を受け付け、実際のモデルルームの見学も可能だ。
また同サービスでは、ユーザーが24時間365日自分のペースで物件を選べるように、間取りや価格に加え、修繕計画やハザードマップといった従来営業スタッフが店舗で渡していた幅広い資料もオンラインで入手できるようになっている。営業スタッフのサポートをあまり必要としない不動産売買経験者をメインターゲットとし、同サービスから物件の購入する場合最大50万円のオプションサービスが発生するなど、マンション事業の販路拡大を目指しながら、既存販売網とのすみわけを図る。
現状、オンラインでは物件閲覧から売買希望物件の売買申込までが可能。公開時点では不動産売買契約および重要事項説明はOHDの営業所で行う必要があるが、今年5月の宅建業法改正による電子契約の解禁に対応し、今後は売買契約およびローン契約までをオンライン完結で行える仕組みの構築を目指す。
取り扱い商品のラインナップも、総合不動産企業としての強みを活かし主力商品の戸建や米国不動産の展開が今後検討されている。
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