目標のCPI、CPAを大きく達成。Z世代にも強いUUUMの運用型広告
MZ:では、UUUMが関わっている広告運用事例を教えてください。
柴:今回は、アプリのプロモーション事例を3つご紹介します。1つ目は、レシート買取アプリ「ONE」です。検索広告の実績をベースとしたCPIを目標に設定しておりましたが、YouTube/TikTok/Twitter/Instagramへ動画広告を配信し、目標を達成しています。広告運用をスタートしてからの5ヵ月で、のべ10組以上のクリエイターが関わり、合計300本以上の動画クリエイティブを運用してきました。
MZ:300本以上の動画とは、すごい量ですね。
柴:一般的に、クリエイティブのPDCAというと、冒頭のカットやテロップ、エンドカードを変えるなどの方法が主流ですが、UUUMの場合はそれらに加えてクリエイターを複数名起用し、複数の演出パターンの動画でPDCAを回すことが可能です。動画制作には様々なコストがつきものですが、UUUMの場合はクリエイターとの距離が近いため、スピーディなPDCAが実現し、広告効果につながっているのです。
MZ:その他の事例は、クリエイティブにどのような工夫があるのでしょうか。
柴:2つ目の事例は、じゃらんnet(リクルート)のアプリ「マジ部」です。マジ部は、19歳から22歳限定の旅行・レジャーサービスで、YouTubeとTikTokに動画広告を配信しています。若年層からの支持が厚いYouTubeチャンネル登録者数100万人超えのクリエイター「北の打ち師達」さんを起用し、これまでの広告配信と比較してもかなり安価なCPIで獲得ができています。
そして3つ目の事例は、アイドル育成アプリゲーム「アイドリープライド」です。昨年末からお取り組みを開始しており、これまでの配信結果から、笑ったり泣いたりとリアクションがわかりやすいクリエイターのクリエイティブに効果が見られました。そのため直近のキャンペーンの際には、短い時間でも楽しさや面白さを表現できる元アイドルの動画クリエイターやYouTubeショートで人気に火がついた次世代クリエイターを起用することで、目標CPIの達成に導くことができました。
古田:元々UUUMは、Z世代向けの商材に関するご相談が多い傾向にあります。今の中高生たちは、小学生の頃からUUUMのクリエイターに触れて育ってきた世代です。彼らは常にスマホを見ていますから、動画広告に接する頻度も高い。Z世代が良く知っているクリエイターのクリエイティブで訴求できる点は、私たちの強みですね。
クリエイターの楽しむ姿が広告効果を高める
MZ:UUUMの運用型広告は、なぜ効果が高いのでしょうか。
古田:先ほど柴が話したように、クリエイターの協力のもと、大量のクリエイティブを用意し、スピーディにPDCAが回せる仕組みが広告効果につながっています。その上で私たちは、クリエイター自身が楽しんでいる姿を表したクリエイティブを大切にしているんです。
古田:ときに広告が嫌われる風潮もありますが、私たちはおもしろいクリエイティブで、広告を楽しい存在へと変えたいんです。たとえ可処分時間の数十秒であっても、見ている人に楽しさを提供したい。そのような哲学を持って取り組んでいることが、広告効果に反映していると考えています。
MZ:クリエイターは、どのようにキャスティングしていますか。
古田:キャスティングのポイントは、フォロワー数や動画再生数などではなく、商材やサービスに対して1番熱量を持って良い表現をするクリエイターに依頼することですね。ゲームの案件であれば、「シリーズを通して遊んでいる、大ファンのクリエイター」がクリエイティブ制作に関わります。そのほうが、クライアントも喜びますし、広告を見た人も「このクリエイターは本当にこのタイトルが好きなんだな」「わかるわかる!」と、共感も生まれやすいんです。
UUUMには、クリエイターのマネジメントを担うバディと呼ばれる担当者がいますので、運用型広告の案件では、バディを介して広く声をかけ、ぴったりのクリエイターを選んでいます。
MZ:クライアントの商材やサービスの良さ・楽しさを、最も伝えられるクリエイターをキャスティングしているんですね。
古田:そうです。インフルエンサーマーケティングのクライアントファーストとは、本気で良さを伝えることであり、それがUUUMの提供できる価値だと考えています。多くのクリエイターと共創することで、その価値を提供しやすくなりますし、クリエイター自身も広告クリエイティブの制作をきっかけにファンが増えていると聞きます。UUUMが、両者のメリットを最大化できていることは嬉しいです。