Webアプリケーションの脆弱性を攻撃する手法は、SQLインジェクションやクロスサイト・スクリプティングなど、巧妙で凝った手口による攻撃が大幅に増加。ラックのセキュリティオペレーションセンターJSOC(ジェイソック)のデータによると、Webアプリケーションの脆弱性を悪用する「SQLインジェクション」の攻撃は2007年以降大規模になり、2008年5月にJSOCで検知した攻撃数は15万件超。過去に例を見ないほど爆発的に増加しているという。
ラックは独自開発した無料の解析ツール「SecureSite Checker Free」をバージョンアップし、多くのWebサイトで利用されるApache(アパッチ) HTTP Serverへ対応。解読が難しくなってきているSQLインジェクションなど、最新のWebアプリケーション脅威の検知が可能になった。
「SecureSite Checker Free」は、ラックのWebサイトで利用者登録を行うと、自社のWebサーバのログを解析することが可能になり、外部からの攻撃の痕跡を確認することができる。
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