564のアミューズメント施設に設置されたファンタジーメディア
MZ:イオンファンタジーでは2022年3月に、新たな広告メニューとしてファンタジーメディアを開発されたそうですね。オンオフ統合施策も実現可能だと伺いました。同広告商材の概要を教えてください。
福森(イオンファンタジー):ファンタジーメディアとは、当社が運営するファミリー向けアミューズメント「モーリーファンタジー」やカプセルトイ専門店など、日本国内の計564(2022年10月1日時点)のアミューズメント施設内に設置された2,700を超えるサイネージメディアです。サイネージの種類は、クレーンゲームサイネージや施設内のサイネージ、当社のオンラインクレーンゲーム「モーリーオンライン」に掲載するバナー広告枠などがあります。

福森(イオンファンタジー):ファンタジーメディアの強みは、当社が全国に展開する店舗数を背景に、店舗に日々お越しいただく多くのお客様と接点を持てることにあります。当社はお子様とそのご家族というファミリー世帯がメインですので、来場者の層も明確です。広告主様にもターゲットがわかりやすいのがメリットだといえます。当社施設はショッピングセンター内に併設されているため「広告を見た後に、モール内で商品を購入したり、サービスを利用する」といったシチュエーションにつなげやすいのも利点です。
そして当社の事業のユニークさを活かして、景品と連動させることができます。サイネージへの広告掲出に加え、広告主様のキャラクターなどをクレーンゲームの景品にすることが可能です。日本全国の店舗での景品展開は認知度向上につながります。さらに景品にQRコードを貼り付けてApp Storeや広告主様のWebページに誘導することもできます。

福森(イオンファンタジー):ファンタジーメディアの活用事例の一つに、アムタス様の電子書籍配信サイト「めちゃコミック(以下、めちゃコミ)」があります。めちゃコミのオリジナルキャラクター「めちゃ犬」を景品に設定し、全国の店舗で景品展開することで認知度拡大を目指していただくとともに、景品を手に入れた来場者に対してQRコードを付与。QRコードからめちゃコミのページへ誘導し、月額登録を促す施策を展開していらっしゃいます。
日本独自のパターンを踏まえた提案で顧客獲得を目指す
MZ:Septeni Globalは、2022年7月にファンタジーメディアの先行代理販売を開始したそうですね。なぜSepteni Globalを代理販売パートナーに選ばれたのでしょうか。
福森(イオンファンタジー):当社は広告メニューの開発や、広告を通じて生活者に体験価値を提供するビジネスは展開していても、広告主である法人のお客様、特に日本への進出を検討されている海外企業のお客様に対して、広告価値の訴求のノウハウを持ち合わせていません。その点で、Septeni Globalさんのお力を借りた次第です。

丹羽(Septeni Global):現在当社では、主に海外の企業様を対象にファンタジーメディアのセールスを行っています。なぜかというと、モバイルアプリゲーム業界においては海外の企業様も非常に多く、かつ日本市場参入の需要が多々あるからです。しかし、海外の企業様にとって日本市場は独自の文化が強く、参入が難しい状況にあります。
たとえば「子どもたちがクレーンゲームで遊んでいる間に親はスマホを見ている」「一部のコレクターの中で、景品は収集対象になるほど貴重なアイテムと認識されている」など、日本人ならイメージがしやすくとも、海外の方には理解が難しいある種の「パターン」が存在するのです。
当社では、日本市場の独自性を踏まえた上でファンタジーメディアをうまく提案し、海外での顧客獲得につなげることを第一フェーズと考えています。販売戦略の第一フェーズを達成した後は、セールスの対象範囲を日本の企業様にも広げていく予定です。