HiJoJo Partners は、米国ユニコーン企業100社リスト「UNICORN100」の2022年10月版を公開した。
最新版の同リストでは、前回の2022年7月版と比較して新たに1社がリストに加わった。また、順位の変動はほとんどなかったが、軍用自律型ドローン等の防衛テクノロジー企業として知られるAnduril、新たにリストに加わったサイバーセキュリティ保険のCoalitionは、企業評価額を高める形で資金調達を完了し、リストの順位を上げた。
米国ユニコーン企業全体では、2022年7-9月期の上場件数が1件、買収(M&A)されたケースが2件あった。また、米国ユニコーン企業の総数は2022年6月時点と比較して12社増加した。
非上場スタートアップ市場は、企業と投資家とのパワーバランスは2021年までの状況とは逆の投資家優位の傾向にある。9月15日にAdobeが米国ユニコーン企業のFigma社に対して約200億USドル(日本円で約2.9兆円:1ドル=145円換算)での買収合意(買収完了は2023年を予定)を表明するなど、大手企業による米国ユニコーン企業の買収が2022年4-6月期以降堅調なことも、このような背景が一つの要因となっていると想定される。
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