鳥取県は、Web3.0時代を見据えた「メタバース関係人口」創出に向けて取り組んでいくにあたり、同県庁内に架空の部署「メタバース課」の立ち上げを発表した。さらに自治体オリジナルAIアバターを職員第一号として採用も行う。
同課では、NFTを活用した鳥取応援プロジェクトや、メタバース上での魅力発信など、リアルの鳥取観光や物産振興はもちろん、これまでにない新たな関わり方の創出を目指す。
メタバース空間内での鳥取県の知名度を高めることで、世界中の人々と新たなつながり=「メタバース関係人口」を生み出し、ゆくゆくは人口減少や高齢化など、様々な課題解決へつなげていく構えだ。
なお今回、Web3.0領域で協力する「XANA」が開発したNFT『XANA:GENESIS』に着目。自治体における活用の可能性を相互に検証することを目的に、鳥取県オリジナル版としてカスタマイズし、音声会話や感情表現が可能なAIを搭載したAIアバター職員として採用した。
AIアバター職員は24時間365日、メタバース空間を通じて世界中から鳥取県に興味を持た人々と、コミュニケーションをとっていく。
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