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課題は可処分時間と広告売上のアンバランス Molocoが日本市場で目指す“機械学習技術の民主化”とは

Google広告やFacebook広告と肩を並べる“もう一つの選択肢”

MZ:Moloco広告はGoogle広告やFacebook広告に比べてもパフォーマンスは高いのでしょうか。

坂本:私たちは「どの広告よりもパフォーマンスが出る」という競争観点ではなく、これまでGoogle/Facebookしか選択肢がなかったところにMolocoをプラスすることで、その分しっかりトップラインを伸ばせる、成長をさらに加速できる、という点を重要視しています。実際にクライアント企業のなかには、Molocoで大きな成果を上げ、全体の広告費のなかで数十%を私たちに割いている企業が複数出てきています

 たとえば、M2E(Move to Earn)アプリの「トリマ」を提供するジオテクノロジーズ様では、ビッグテック系を含めて複数の媒体に広告を展開しているのですが、獲得ユーザーの40%がMoloco広告経由だそうです。

MZ:かなりの成功事例ですね。日本市場での成長率はいかがでしょう?

坂本:2019年に日本市場に参入してから3年連続で前年プラス100%以上の伸びを達成しています。広告のパフォーマンスが高いことや、アドフラウド(不正広告)が少ないクリーンなネットワークだということが徐々に業界内で認識されてきているのを感じています。最初の1年~1年半の種まき期間を経て、成長フェーズに入り、アクセルを踏み始めたという段階です。

 アドフラウドは現在でもモバイル広告業界の大きな問題です。たとえば、ユーザーが広告をクリックしていないのに『クリックされた』とするデータをトラッキングツールに飛ばすなどして、オーガニックや他媒体の成果を奪うといった悪質なDSPもあります。彼らは結果数値だけを見るとあたかもパフォーマンスが高いように見えるため、どの数字をどう見れば本当の「広告の貢献度合い」がわかるのか悩んでいる、または知らずに損害を被っている企業様も実は多い。Molocoに関しては、やはり正直にビジネスをすることで積み上げてきた信頼性が、最近の伸びの要因の一つではないかと考えています。アプリのマーケティングに関わる方が正しい意思決定をできるようにするサポートは今後も強化したいです。

図3
クリックすると拡大します

アプリ広告企業では非ゲーム系が全体の半数近くまで増加

MZ:クライアント企業の傾向はいかがでしょうか。やはりゲーム企業が多いのでしょうか。

坂本:ゲーム系のクライアント様の割合は高いですね。これは日本に限らず、ゲーム企業は1社当たりの売上が大きくなる傾向があり、その理由としてグローバルに広告展開する企業が莫大な投資を行うことがあります。ただ、数でいえば非ゲーム系の広告主も半数近くまで増えました。

MZ:どのようなカテゴリーの企業が多いのでしょうか。

坂本:様々なのですが、たとえばEコマースのC分野ではかなりの大手企業が最近ではMolocoを使い始め、高い成果を上げていただいていますし、マッチングアプリ、ウェブトゥーンなどのコミック系なども多いですね。エン・ジャパン様、AppBrew様など、全般的に、よくCMで見かけるような有名アプリや、メジャーなカテゴリーの1社以上にはお使いいただいており、金額的にも1アプリごとに数百万円〜数千万円台まで予算を割いていただいています。

 先ほどもお話ししたように、全広告予算の10〜20%をMolocoに投資するという企業様は増えています。モバイル広告市場の現状を考えると、Google/Facebook以外の一つの媒体が10%以上の予算を握っているというのはかなりインパクトがあると思います。

画像を説明するテキストなくても可

データを活用した正しいマーケティングの実現に向け啓蒙活動も

MZ:最後に、今後の業界内での展開について教えてください。

坂本:まず、既存の主要ビジネスであるDSPの事業についてはプロダクト面、サービス面の両方を強化していきます。プロダクトに関しては、さらに投資を続け、継続的にパフォーマンスを向上し続けられると思います。

 またプロダクトの啓蒙活動はもちろん、どの指標をどのように見れば良いのか、デジタルやアプリマーケの考え方とは、といったより幅広いナレッジを展開することで、マーケターの方の知識・理解を高め、競争力を高められるような支援を行っていきたいと考えています。

 DSP以外の『リテールメディア・プラットフォーム』や『Moloco Monetization』に関しては、日本市場では種まきフェーズです。国内でも潜在ニーズは大きいと捉えており、現在はファーストユーザーになるクライアントの方を探している最中です。今後2~3年の間に大きくして、新たな価値を提供できるようにしたいと考えています。

モバイルアプリの新規顧客開拓・打開策をお探しの方へ

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この記事の著者

岩崎 史絵(イワサキ シエ)

リックテレコム、アットマーク・アイティ(現ITmedia)の編集記者を経てフリーに。最近はマーケティング分野の取材・執筆のほか、一般企業のオウンドメディア企画・編集やPR/広報支援なども行っている。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2023/03/22 11:00 https://markezine.jp/article/detail/41608

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