※本記事は、2023年3月25日刊行の『MarkeZine』(雑誌)87号に掲載したものです。
SEO記事の作成AI技術で自動化
chipperは、AIが人間のように文章を生成したり、質問に答えたりすることができる技術のChatGPTを利用したSEO記事自動作成ツールのβ版を提供開始した。
同社はECやD2C領域を中心に企業のマーケティング支援を行っている。今回提供を開始するツールでは、ChatGPTを利用することでSEOライティングの一部工程を自動化。クライアントの工数を削減しつつ、適切なキーワードを抽出することでSEOに効果的な記事作成を可能にする。
具体的には、SEO記事の作成におけるタイトル決めから記事の構成、本文作成までを自動化。その他にも、記事の内容に関する情報収集やキーワードの適切配置もAIが行う。なお、既に同社のクライアントをはじめとする複数社がテスト導入している。
Twitter、検索連動型広告の配信を可能に
Twitterは、「Twitter検索キーワード広告」のオープンβ版の提供を開始した。同機能は検索キーワードに対して広告を配信でき、すべての広告主が利用可能。
また自社の商品やサービス名に加え、ハッシュタグやトレンドのキーワードなども設定できるため、様々な話題に関して検索をしているユーザーにメッセージを届けることが可能となる。
具体的には、検索時・トレンドキーワードクリック・ハッシュタグクリックでユーザーが検索結果ページに遷移した際に広告を表示。広告枠は検索結果の3番目のツイートとして表示される。なお、今後2番目のツイートとして表示されるようにアップデートの実施を予定している。
キーワードは1広告グループにつき200まで設定が可能で、1キーワードは最大140文字まで設定できる。また同機能と掛け合わせが可能なターゲティング先は、地域・属性・デバイス・オーディエンス除外の4つ。利用可能なクリエイティブは、通常のプロモツイートと同様にテキスト・静止画・動画・カルーセル・DPAとなる。
なお、同機能はWebサイトのコンバージョン目的での配信となるため、Twitterタグの設置およびコンバージョンイベントの設定が必須だ。
Criteo AIエンジン、楽天の広告と連携
Criteo(クリテオ)は、レコメンドエンジン「CriteoAIエンジン」において、楽天グループが提供する運用型広告配信プラットフォーム「RMP-Display Ads」と連携する。
本連携にともない、楽天グループが保有する個人が特定できない形に加工された消費行動分析データを、CriteoがCriteoAIエンジンで分析。これにより、広告主に対してより精度の高いターゲティング配信を可能に。また楽天グループにおいても、広告主に対しフルファネルで最適な広告配信を実現する。
スマートニュース広告の認定代理店制度を開始
2023年4月、スマートニュースは、広告事業における認定代理店制度「Smart News Adsパートナープログラム」を開始する。
同プログラムでは、同社の広告商品・サービスを取り扱い、同社と直接的な取引を行う広告会社を対象に審査を行い、認定された広告会社を「SmartNewsAdsパートナー」として連携を強化。そして、パートナー広告会社には、営業活動や人材育成の支援などを予定している。
これにより、広告主は、同社が認定する実績のある広告会社を見つけやすくなり、効果的なマーケティング活動の後押しが期待される。
ホットリンク、wevnalのSNS広告事業を譲受
ホットリンクは、チャットフォームサービス「BOTCHAN」の提供を行うwevnalのSNS広告事業および一部メディア事業(fasme)についての譲渡契約を締結した。
wevnalのSNS広告やGoogleなど検索連動型広告に関する運用ノウハウ・人材と、ホットリンクが有するビッグデータの収集・分析・活用を通じたSNS活用におけるノウハウ・人材を融合。既存顧客への新サービスの提供、新規顧客の開拓などを目指す。