ソニービズネットワークスは全国の会社員や経営者・役員1,000人を対象に、AI導入状況に関する調査を実施した。
Chat GPTの認知度は約8割
Chat GPTの認知度を調べたところ、「知っている」と回答した人の割合(※1)は78.9%に。また、AIを既に導入している企業に所属する人(n=500)のうち、20.8%が「現在利用している」と回答した。
※1 「知っており、現在利用している」「知っており、現在利用を検討している」「知っているが、現在利用を検討していない」「聞いたことはあるが、内容をよく知らない」と回答した人の合計割合
AI未導入企業の約半数が導入に積極的
「企業はAI活用を積極的に推進すべきだと思うか」と尋ねたところ、AI導入企業の従業員(n=500)のうち「そう思う」と回答した人(※2)は67.2%に。一方、未導入企業の従業員(n=500)で「そう思う(※2)」と回答した人は48.8%だった。
※2 「とてもそう思う」「少しはそう思う」と回答した人
AI導入の障壁は人材不足
AI未導入企業に所属する人(n=500)に対して「AI導入を検討しているか」と質問したところ、最多回答は「現段階では検討していない(59.8%)」に。
またAI未導入の主な要因を聞いた結果、トップ回答は「AIの導入をリードできる人材がいない(31.5%)」に。3位にも「AIに関する知見のある人材がいない(28.6%)」が挙がるなど、人材不足がAI導入の主な障壁になっていることがうかがえる。
中小企業の約6割はAI関連予算「300万円未満」に
AIの導入に関する年間予算額について、企業規模(※3)別に調査。その結果、中小企業の従業員の6割以上は「300万円未満」と回答した一方、大企業の従業員では約半数が「300万円以上」と回答した。
※3 300人未満規模の企業を「中小企業」と、300人以上規模の企業を「大企業」と定義
【調査概要】
方法:インターネット調査
対象者:会社員として働く20代以上の男女
期間:2023年3月10日(金)~3月22日(水)
サンプル数:1,000 ※AI導入済みの企業に所属する500人と、AI未導入企業に所属する500人
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