HubSpot Japanは、企業のマーケティング業務に従事する計732人を対象に、日本のマーケティング組織が抱える課題について意識調査を実施した。
広告費高騰により他チャネルでのリード創出が重要に
調査対象者のうち、「広告費の高騰」に課題を感じている人は62.3%に上った。また「広告単価の上昇により広告以外のチャネルでリード創出を迫られている」ことを課題だと回答した人の割合は57%に。「プライバシー規制により顧客のターゲティングが難しくなっている」には65.7%の人が票を入れた。
AI活用の必要性を感じる人は約9割
AIのマーケティング活用に関する質問項目では、91.2%の人が「施策の効果を高めるためにAIなど新しいテクノロジーの情報収集や活用が必要である」と回答。その一方で、AIなどの最新テクノロジーを活用することへの漠然とした不安感については、62.6%の人が「課題だと思う(※1)」と回答した。
※1 「かなり課題だと思う」「やや課題だと思う」の合計
7割弱が「ROIを厳しく問われる」と回答
「1年前と比較して、社内でマーケティング施策のROIを厳しく問われるようになったか」と質問したところ「そう思う」と回答した人(※2)は67%に上った。
※2 「とてもそう思う」「どちらかといえばそう思う」と回答した人の合計割合
ROI改善の鍵は「効果測定」と「顧客理解」
施策のROIを改善するために必要なことを尋ねた。その結果、94.4%の人が「組織として施策それぞれの効果を測定できるようにすること」が必要だと回答。また、93.8%の人が「自社の見込み顧客像を正しく理解すること」を必要項目に挙げた。
一方で、それぞれの実践状況を見ると、いずれの項目でも「必要だ」と回答した人の半数以上が「実践できていない」に票を入れた。
【調査概要】
対象:フルタイムで企業のマーケティング業務に従事するビジネスパーソン計732人
方法:オンライン上でのアンケート調査
期間:2023年4月21日(金)~4月28日(金)
地域:全国
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