アドビは世界14ヵ国の消費者とマーケターを対象に「ジェネレーティブAIが消費者と企業に与える影響」に関する調査を実施した。
半数が景気悪化にともないCXへの期待値向上
各国の消費者に「景気がより悪化した場合、顧客体験への期待値はどう変化するか」を聞いた。その結果、50%(※)の人が「高くなる」と回答。年代別で見ると、Z世代では65%の人が景気悪化にともない顧客体験への期待値も「高くなる」と回答した。
※「非常に高くなる」「高くなる」と回答した人の合計
「AIによるCX改善」日本の消費者の7割強が望む
各国の消費者に「ジェネレーティブAIは顧客体験を改善すると思うか」と質問。その結果、日本の消費者の76%が「改善すると思う」と回答した。
日本では7割強が「AIはミラクル・役に立つ」と評価
各国の消費者に対してジェネレーティブAIへのイメージを調査。その結果、日本では75%(※)の人がAIに対しポジティブな印象を持っていた一方、米国で同様の回答をした人は46%に留まった。
※「ミラクル」「役に立つ」と回答した人の合計
AI生成コンテンツの積極的な使用、日本では約3割
各国のマーケターに「自社はジェネレーティブAIで生成されたコンテンツを積極的に使用するか」と質問。その結果、米国では64%の人が「積極的に使用する」と回答した一方、日本で積極的な使用に票を入れた人は31%に留まった。
【調査概要】
時期:2023年2月
エリア:米国、英国、デンマーク、オランダ、スウェーデン、ドイツ、フランス、オーストラリア、ニュージーランド、日本、インド、シンガポール、タイ、マレーシア計14ヵ国
対象者:1万3,000人の消費者と4,250人の顧客体験(CX)およびマーケティングの専門家
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