LINEは、日本全国の男女を対象に、「Threads(スレッズ)」の認知率や利用意向などについて調査を行った。
全体での「Threads」の認知率は約5割、利用経験は10代が高い傾向
「Threads」についての認知および使用経験の有無を聞いたところ、全体では「知っているし、使ったことがある」が5.7%、「知っているが、使ったことはない」が43.9%となった。これらの結果により、約半数の人が「Threads」を認知している結果となった。
男女年代別で見ると、認知については男女ともに10代・20代で5〜6割となった。他の年代では、60代女性の2割台を除き、4〜5割台の認知となった。
「知っているし、使ったことがある」という利用経験に関しては、男女ともに10代で他の年代より高く、10代男性で18.9%、10代女性で14.3%となった。
利用経験者は多くないが利用者の5割超が継続利用の意向
次に、「Threads」について説明をした上で、利用したいと思うかどうかを聞いた。
結果は、全体では「どちらともいえない」が約3割で最も高くなった。「ぜひ利用してみたいと思う」が5.4%で、「機会があれば利用してみたいと思う」が24%となったため、利用してみたいと思うと回答した人は約3割となった。
一方で、「あまり利用してみたいと思わない」、「まったく利用してみたいと思わない」を合わせた利用してみたいと思わない人は約4割となった。
男女年代別で見ると、男性10代では「ぜひ利用してみたいと思う」が2割台と他の年代に比べやや高かった。女性10代、20代では「機会があれば利用してみたいと思う」と回答した人が3割台となり、男女ともに若年層を中心に利用意向が高い傾向となった。
現時点では全体での利用経験者は5.7%と多くないが、利用経験者による今後の利用意向をクロス表で見ると、「ぜひ利用してみたいと思う」が53.3%で、「機会があれば利用してみたいと思う」が21.7%となった。利用してみたいと思う人は7割台となり、実際にサービスを利用した人は今後も積極的に利用したい傾向がうかがえる。
利用意向がある人の理由はTwirrerの制約や新SNSへの興味
「Threads」について利用意向がある人、利用意向がない人にそれぞれ理由を自由回答形式で聞いた。
利用意向がある人は、新しいSNSへの興味やTwitterの制約による理由などが利用したい理由として挙がっていた。
一方、利用意向がない人は、機能面への不満やSNS自体に関心がない、これ以上使うSNSを増やしたくないといった意見が見られた。
【調査概要】
方法:LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
対象:日本全国の15歳~69歳の男女
時期:7月14日~16日
有効回収数:1,056サンプル
※市場の性年代構成比にあわせて回収
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