儲けが発生するタイミングに注目!
図にしてみると上記のような形になります。結局、サプライヤーの儲けというものは、セラーに仮想卸をした際の仮想卸値(実際には、製造原価がかかっているので、ドロップシッピングにより手に入る100円が丸まる儲けになるというわけではありません)となっており、セラーの儲けは価格決定権により値付けをした金額になるというわけです。
まぁ、この金額というものは通常の商品販売業をしていた場合でもかわることはありませんが、1つ違う点をあげるとすれば、サプライヤー(通常の商品販売業でいうと、「卸元」)とセラー(通常の商品販売業でいうと「雑貨屋」:第一回参照【http://markezine.jp/a/article.aspx?aid=323&p=1】)に対して金銭が入ってくる時点が異なっているということになるか思います。
| サプライヤー(卸元) | セラー(雑貨屋) | |
|---|---|---|
| 通常の商品販売業 | 商品を販売店に卸した時点 | 商品をカスタマーに販売した時点 |
| ドロップシッピング | セラーがカスタマーに商品を販売した(かつ、自分自身が商品の発送を完了した)時点 | 自分自身がカスタマーに商品を販売した(かつ、サプライヤーが商品の発送を完了した)時点 |
ドロップシッピングではカスタマーが商品を購入し、かつ、決済した時点で、お金というものがはじめて発生するので、その分、通常の商品販売業と比較した場合には儲けの発生する時点が異なるというわけです。
