博報堂、博報堂DYメディアパートナーズ、博報堂プロダクツの3社合同プロジェクト「HAKUHODO-XR」は、12月18日、NAVER Z Corporationが運営するメタバースアプリ「ZEPETO」の公式開発パートナーとして、企業やブランドのワールド開発の推進・支援サービスの提供開始を発表した。それにともない第一弾として、宇宙空間をテーマにしたオリジナルワールド「PLANET-DIVING」の提供を開始する。
HAKUHODO-XRは、XR領域のクリエイティブやソリューション開発を行うプロジェクト。一方ZEPETOは、α世代、Z世代を中心に4億6,000万人以上のユーザーを抱えるメタバースサービス。スマートフォンアプリ内で簡単に3Dアバターを作成でき、メイクや着せ替え、ゲームなどによるコミュニケーションができる。
第一弾として今回提供を開始するPLANET-DIVINGは、宇宙空間をテーマにしたHAKUHODO-XRのオリジナルワールド。宇宙空間にある様々なエリアを一人、もしくは複数人で探索しながらコインを集め、ゴールである惑星を目指す内容だ。
同ワールド内では、様々な形での企業・ブランドとのタイアップやコラボレーションが可能。具体的には、実際の商品やロゴ、キャラクターの宇宙空間への展示、企業・ブランドの世界観に合わせた惑星のカスタマイズ、ワールド内で使用可能なブランドオリジナルアイテムの開発・販売などができる。
これにより企業・ブランドは、若年層が多く交流するプラットフォーム上で、自社やブランドの世界観を活かしたワールドやアイテムに触れてもらうことが可能。そのため、エンゲージメント向上や、ブランド体験だけにとどまらずデジタルアイテムの販売などもできる。
また、HAKUHODO-XRは、PLANET-DIVINGに限らずZEPETO公式開発パートナーとして、プラットフォーム上でのキャンペーンやイベント実施など、集客プロモーションも含めた全体設計を行うことも可能。企業・ブランドの世界観に合わせたオリジナルのワールドを構築もできるため、ユーザーの3D没入体験を通じたブランドおよび商品へのエンゲージメント向上やファン化促進が期待される。
今後HAKUHODO-XRは、クリエイターの発想力と、ZEPETOのグローバルユーザーが好む設計や人気ワールドを熟知した知見、博報堂プロダクツの実装力を活かし、企業・ブランドのα・Z世代攻略マーケティングの実現を目指す。
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