11月15日、日本電気(以下、NEC)は、マイクロソフトコーポレーション(以下、マイクロソフト)のメタバースソリューション「Microsoft Mesh」を活用し、メタバース上のバーチャルエクスペリエンスセンター「NEC Future Creation Hub」を開発したことを発表した。なお、同センターへの一般案内の開始は2024年1月を予定している。
「NEC Future Creation Hub」は2019年に体感と対話で新たなイノベーションを生む共創空間としてNEC本社に設立されたもの。同センターのバーチャル3D空間を構築することで、「空港でNECの顔認証を活用するとユーザー体験がどのように変わるのか」などのユースケースを再現した没入体験型のXRコンテンツを実装していく。
同バーチャルセンターの活用により、国内外や時間を問わず顧客の案内が可能な他、物理展示が困難な製品の内部構造や大型設備の再現ができるため新たな顧客体験の提供が可能になる。
同社は今後、同社のデータ分析技術を適用し、ユーザーの導線や滞在時間などのデータを可視化・分析を実施。データを基にしたより良い空間設計や体験デザインを検討していく。
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