AnyMind Groupは、ANA NEOが12月11日にローンチした「ANA GranWhale」にて広告機能の開発・提供を行ったことを発表した。
ANA GranWhaleは、バーチャル空間に様々な旅先を再現するプラットフォームアプリ。V-TRIP(バーチャル旅行空間)およびSkyモール(ショッピング空間)のサービスで構成されている。
同プラットフォーム内において、AnyMind Groupは広告機能の開発を実施。これにより、企業は広告出稿が可能になる。同広告では、「バーチャルサイネージ」、「アバター広告」、「バーチャルショウルーム」の3つのメニューの提供を行う。
バーチャルサイネージは、同プラットフォーム内の屋外広告。壁面や床面、空中などの空間に2D静止画・動画クリエイティブの表示ができる。ユーザーの登録データに基づき、ターゲットに合ったエリアにてクリエイティブの表示が可能なため、より効果的な訴求が期待される。また同メニューでは、掲載箇所固定によるジャック広告も可能。
アバター広告は、アバターの服装や会話など、ブランドイメージに合わせてカスタマイズが可能なメニュー。既存のブランドキャラクターをバーチャル空間に出現させることや、新たに公式ブランドアバターを制作できるため、ユーザーとブランドの距離が縮める効果が期待される。加えて、アバターを活用したユーザー向けアンケートや、ユーザーとの会話を通した情報収集および調査の実施も可能になる。
バーチャルショウルームは、ブランドの展示空間を制作できるメニュー。独自のショウルームでの体験型イベント・コンテンツを展開することで、ブランドストーリーやモノ・サービスの体験を通した理解促進・魅力訴求が可能になる。また、ショウルームと他の広告メニューとの組み合わせもできる。
これらの広告メニューは、Viewabilityや動画視聴時間のAttention指標を活用。これにより、Web広告と同じく高い精度の広告効果計測が可能になる
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