SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

新着記事一覧を見る

MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

直近開催のイベントはこちら!

MarkeZine Day 2025 Retail

広告/マーケティングにおける7つの転換点~『2030年の広告ビジネス』番外編

ファネル構造モデルの破綻【広告/マーケティングにおける7つの転換点】


SNS時代のマーケティング思考

 そのSNS時代のマーケティング思考において、対応する要因が3つ目の「SNSでのシェアから認知した場合にも様々なパターンがあって表現できない」となります。

 AIDMA、AISASと提唱されて、ファネル構造は蝶ネクタイを縦にしたものになりました。それでも一番上のAwareness(認知)は変わらないものの、本格的なSNS時代が到来した今日、認知はとにかくマスメディアというわけではなくなっています。

横山隆治事務所(https://www.sixsights.co.jp/bingo-style/)
出典:横山隆治事務所

ファネル構造モデルで思考するのは、もはや危険

 無理やりファネル構造にこれを持ち込むと(筆者もやってはみましたが)、極めて複雑なのに説明しきれていないという悲惨なモデルになります。そもそもファネルでの説明は無理なのです。

 この記事のタイトル通り、「ファネル構造モデルは破綻」しています。テレビCMに力があった時代には多少成立していたモデルですが、今やこのような単純化モデルでは思考しないほうがよいと思います。

 マーケターのみなさんは、こういうモデルに自社ブランドをあてはめないほうがいいでしょう。ファネルを利用してマーケティング施策を実行するのであれば、徹底的にミドルファネルを考え、そこでどういう施策が実施できるのかを企画しましょう。

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • note
関連リンク
広告/マーケティングにおける7つの転換点~『2030年の広告ビジネス』番外編連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

横山 隆治(ヨコヤマ リュウジ)

横山隆治事務所 代表取締役
ベストインクラスプロデューサーズ 取締役 ファウンダー
トレンダーズ 社外取締役

1982年青山学院大学文学部英米文学科卒業。同年、旭通信社(現・アサツー ディ・ケイ/略称:ADK)に入社。インターネット広告がまだ体系化されていなかった1996年に、日本国内でメディアレップ事業を行う専門...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2024/03/23 11:05 https://markezine.jp/article/detail/45104

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング