トランスコスモスは「世界8都市オンラインショッピング利用調査2024」を実施。世代別に見たショッピングサイト利用における行動や、越境ECについて調査した。
推しグッズの購入意向、Z世代とX世代に差
まず、オンラインショッピングの行動と意識について、X世代(1965年~1980年生まれ)、Y世代(1996年~1981年生まれ)、Z世代(1997年~2012年生まれ)で比較。「購入前の口コミ確認」「正規品保証の重視」「口コミサイトの参考」「試着や仮り置きのバーチャル機能」「同じサイトからの買い物の希望」が全世代で上位に入った。
「推し(アイドルやキャラクター)のグッズを買いたい」はZ世代は65%で6位に入った一方、X世代では18位だった。都市別に見るとジャカルタとムンバイではY世代が最も高く、X世代での割合も他都市と比べて高くなった。
日本の越境ECサイトの利用率が高いのはジャカルタとバンコク
次に各都市で越境ECの利用経験率を尋ねたところ、バンコク・ムンバイ・ジャカルタの3都市で70%以上となった。日本のECサイト利用率はバンコク(34%)が最も多く、ジャカルタ(31%)が続いた。
日本のオンラインショッピングサイトを利用した理由としては、7都市で共通して「国内では入手できない商品/ブランドだから」が最多に。上海・バンコク・ジャカルタ・ムンバイでは、「ソーシャルメディアやブログでの紹介」「海外人気商品としてメディアで取り上げられていること」を挙げた利用者も多かった。
【調査概要】
調査手法:グローバルパネルを利用したオンライン調査、現地語によるアンケート
調査地域:東京(日本)・上海(中国)・ソウル(韓国)・ムンバイ(インド)・バンコク(タイ)・ジャカルタ(インドネシア)・ニューヨーク(米国)・ロンドン(英国)
調査対象:11歳から58歳の男女、直近1年以内のオンラインショッピング利用(購入)経験者
回収サンプル:300サンプル×8都市、計2,400サンプル
調査期間:2024年2月15日(木)~2月25日(日)
調査委託機関:クロス・マーケティング
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