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野田クリスタル「クレーンゲームを超えたい」野田ゲー×GiGOコラボの狙いとは

 アミューズメント施設の企画・運営などを行うGENDA GiGO Entertainment(以下、GiGO)は、夏休み企画の一環として芸人・野田クリスタル氏(マヂカルラブリー)とコラボレーションし、野田氏、面白法人カヤック(以下、カヤック)が開発したアーケードゲームを設置した。芸人がプロデュースしたアーケードゲームがゲームセンターに置かれるのは初めてのこと(カヤック調べ)。本記事では、7月2日に行われた除幕式と記者会見のレポート、野田さんとGiGO並びにカヤックの担当者に、今回の狙いを聞いたインタビューをお届けする。

アーケードゲーム化は野田の野望

 2024年7月2日、東京・池袋のGiGO総本店にて「野田ゲー×GiGO」の除幕式と記者会見が行われた。

野田 クリスタル氏
野田 クリスタル氏

 「野田ゲー」は、芸人の野田クリスタル氏が超おもしろ総監督を務め、カヤックとともに開発した家庭用ゲーム。Nintendo Switchでリリースされた「スーパー野田ゲーPARTY」「スーパー野田ゲーWORLD」の2作品の累計販売数は15万本を超え、現在3作目となる「スーパー野田ゲーMAKER」の制作を進めている。

 着実に成長を続けてきた「野田ゲー」だが、今回初めてゲームセンターのGiGOで「野田ゲー」アーケード(スーパー野田ゲーGiGO)の登場が決まった。野田氏は「格闘ゲームが好きでゲームセンターにはよく通っていた」と語り、アーケードゲームへの想いを次のようにコメントした。

 「いつか野田ゲーをアーケードゲームにしたいと思っていたので、野望が叶いました。野田ゲーをきっかけにゲームセンターに通う人が現れると思うと嬉しいです」(野田氏)

 今回の除幕式・記者会見では「野田ゲー」アーケードの筐体を発表し、「野田ゲー」の1つ「大乱闘 ブロックくずして」にも登場するデッカチャン氏、野田氏と交友の深いバイク川崎バイク氏、司会のヒロユキMc-Ⅱ氏、そして会場のファンに見守られながら実際にゲームをプレイした。

 そして、最後に今後の展望を聞かれた野田氏は「全国展開からの世界展開を目指す」と意気込みを明かし、会見を締めくくった。

アーケードゲームになじみのないファミリー層にリーチする

 では、なぜ今回GiGOは野田氏とコラボレーションし、「野田ゲー」アーケードのリリースに至ったのだろうか。ここからは、GiGOのブランドコミュニケーションを担当する米原氏、カヤックで「野田ゲー」の開発に関わる渡邉氏と畠中氏、そして超おもしろ総監督の野田氏にインタビューした模様をお届けする。

――今回、GiGOがなぜ野田クリスタルさんとコラボレーションし、アーケードゲームの開発に至ったのか教えてください。

米原:GiGO総本店は2023年9月にオープンし、開業記者会見の際も複数のよしもと芸人の方に来ていただくなど、芸人さんとのコラボレーションを行ってきました。また、新たな取り組みができないかと模索していました。

 その中で、芸人×ゲームといえば野田さんのイメージがあり、今回のコラボレーションを依頼しました。アーケードゲームのリリースに至ったのは、野田ゲーにはゲームが得意でなくても簡単に誰でも楽しめるものが多く、アーケードゲームになじみのないお子様やファミリー層でもプレイしていただける可能性が高かったためです。

 またGiGOが持つオリジナルアーケードゲーム筐体なら、野田ゲーの移植も可能ということで、今回のコラボレーションに至りました。

株式会社GENDA GiGO Entertainment R&Dマーケティング本部 マーケティング部 ブランドコミュニケーション課(プロジェクトマネージャー) 米原 快氏
株式会社GENDA GiGO Entertainment R&Dマーケティング本部 マーケティング部 ブランドコミュニケーション課(プロジェクトマネージャー) 米原 快氏

――野田さんは会見で「アーケードゲーム化は野望だった」と話していましたが、実際にお話が来たときはどう思いましたか。

野田:こんなに早く夢が叶うんだ、って思いましたね。この先「野田ゲー」がどんどん広がって、いつかアーケードゲームの筐体になったらいいよねと開発チームで話していたのですが、今年かと(笑)。しかも、プロジェクトが始まったのが今年の3月だったので、こんなに早く実現するなんて、GiGOさんはいい会社だなと感じました。

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この記事の著者

道上 飛翔(編集部)(ミチカミ ツバサ)

1991年生まれ。法政大学社会学部を2014年に卒業後、インターネット専業広告代理店へ入社し営業業務を行う。アドテクノロジーへの知的好奇心から読んでいたMarkeZineをきっかけに、2015年4月に翔泳社へ入社。7月よりMarkeZine編集部にジョインし、下っ端編集者として日々修業した結果、2020年4月より副...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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2024/07/11 08:30 https://markezine.jp/article/detail/46133

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