Rambler Mediaは、ポータル&検索サイト“Rambler.ru”をはじめとして、ニュースサイトや商品比較サイトを運営するほか、オンライン広告代理店を傘下に持つメディアグループ。Googleは、同グループの子会社であるコンテクスト広告会社ZAO Begunの株式100%を1億4000万ドルで取得した。
米調査会社comScoreによると、ロシアのインターネット市場は急成長しており、2007年にインターネット利用者は25%増加しているという。ロシアではどんなサイトが人気があるのだろうか。comScoreが4月に発表したウェブサイトのリーチのランキング上位10社を見てみよう。
1位 Yandex(62.4%)
2位 Mail.Ru(51.0%)
3位 Rambler Media(49.1%)
4位 AOL(42.4%)
5位 Google(40.5%)
6位 Microsoft(33.3%)
7位 ODNOKLASSNIKI.RU(29.9%)
8位 VKONTAKTE.RU(29.6%)
9位 Qip(26.6%)
10位 Connexus(18.9%)
このランキングは2008年2月時点のデータをもとにしており、1位はロシア語検索エンジンのYandexでリーチは62.4%、Rambler Mediaは49.1%で3位、Googleも5位にランクインしている。
comScoreは、急成長するロシアのインターネット市場はいくつかのインターネットブランドがリードしており、これらの企業が今後さらにビジネスを拡大させるだろうと分析している。そうした企業のひとつであるRambler Mediaから子会社を買収することによって、Googleはロシアでのビジネスをさらに強化しようとしている。
【関連記事】
・Google、AdWordsキャンペーンでキーワードとプレースメントの併用を可能に
・Googleの3D仮想空間サービス「Lively」、続々部屋が増殖中
・Google、米国でアフィリエイトネットワークを本格稼動
・Yahoo!とGoogleが広告事業で提携、あくまでもYahoo!の独立性は維持