ネオマーケティングは、「ファンコミュニティ」をテーマにした調査結果を発表した。同調査は、直近1年以内に企業や商品のファンコミュニティに参加した、全国の20歳以上の男女を調査対象としている。
71.3%が、複数のファンコミュニティに参加
まず、「これまで、いくつのファンコミュニティに参加したことがあるか」を質問。その結果、ファンコミュニティ参加経験者全体のうち71.3%が、複数のコミュニティに参加経験があることがわかった。また、年代別で比較すると、年代が下がるほど複数参加率が上がるという結果になった。
参加したことがあるジャンル上位はエンタメ系
次に、これまでに参加したことがあるファンコミュニティのジャンルを質問したところ、60代以上を除く年代において、「ゲーム・漫画・アニメ」「音楽・映画・ドラマ」といったエンタメ系ジャンルが上位3位を占めた。
参加したきっかけは、検索・メルマガ・SNSがほぼ同率に
ファンコミュニティに参加したきっかけは、「インターネット検索」「企業やブランドからのメルマガやチラシ」「ソーシャルメディア」が、約30%のほぼ同率で並んだ。
ファンコミュニティへの参加を促すためには、20代〜40代では様々な接点が重要で、50代〜60代以上では「企業やブランドからのメルマガやチラシ」のような従来型の施策が有効だと、同社は分析している。
参加した理由は、限定イベントやキャンペーン
ファンコミュニティに参加した理由は、「限定イベントやキャンペーンに参加したいから」が40.8%で最多となった。
年代別に見ると、20代は他の世代よりも「ブランドの価値観やビジョンに共感しているから」「製品やサービスの開発に関わりたいから」「企業やブランドの成長や発展に貢献したいから」の割合が高く、ブランドエンゲージメントの高さが特徴として見受けられた。
一方、30代・40代は「他のファンと交流したいから」「同じ趣味や興味を持つ仲間を見つけたいから」といった交流を求める理由が目立った。
【調査概要】
調査方法:ネオマーケティングが運営するアンケートシステムを利用したWEBアンケート方式で実施
調査対象:全国の20歳以上の男女のうち、直近1年以内に企業や商品のファンコミュニティに参加した人
有効回答数:937名
調査実施日:2024年9月30日(月)~10月2日(水)
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