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探訪!時代をとらえ、成果につなげるテレビ活用術

アン ミカ氏を起用し、ブランドイメージを確立!「ほけんの窓口」リブランディングを支えたCM施策に迫る

テレビCMならではのメリットとは

MZ:テレビCMは他のデジタル媒体と比べて費用対効果が見えにくい、といった課題を指摘されることもあります。CMのメリットをどのように捉えていますか?

中島:もちろん、テレビCMありきでマーケティング戦略を立てるわけではなく、費用対効果を検証し、見合うリターンがあると判断した上で出稿しています。確かに、テレビCMは他の媒体と比べて費用は高額です。しかし、リーチの広さを考えると一人あたりのリーチコストは低くなる場合が多い。費用に見合うビジネスリターンが期待できるのであれば、積極的に投資していくべきだと考えています。

 Web広告とは異なり、テレビCMは視聴者が画面に注目している状態で視聴されることが多い点も魅力です。やはり「届いた人にはしっかり伝わる」メディアだと感じています。

 とはいえ、視聴者の記憶に残るCMを制作することは容易ではありません。月に4,000本以上のCMが放送されている中で、視聴者の記憶に残るのは3分の1程度といわれます。私たちは保険業界だけでなくあらゆる業界のCMを競合と見なし、限られた時間でいかにメッセージを伝え、記憶に残るクリエイティブを制作するかに毎回腐心しています。

新CMのクリエイティブでは、社員一人ひとりがメッセージを体現

中島:またほけんの窓口では、テレビCMだけでなくWebサイトや店舗での体験も含めた統合的なコミュニケーション戦略を展開しています。テレビCMは単体で効果を最大化しようとするのではなく、他の施策との相乗効果を高めることが重要です。Webサイトや店舗での取り組み、のぼりやポスターなどあらゆるタッチポイントで一貫したメッセージを発信し、顧客体験の整合性とブランドイメージの統一を図っています。

MZ:最後に、今後の展望についてお話しください。

中島:テレビ、Web、SNS、店舗、それぞれのチャネルの特性を最大限に活かし、お客様に喜んでいただける体験を提供できるよう、日々試行錯誤を繰り返していきたいです。

 2025年2月から放送を開始したテレビCMでは、全国から集まった30人の社員がアン ミカさんと一緒にダンスを踊るという新たな試みにも挑戦しました。保険代理店としてお客様に寄り添い、40社・300商品以上からお客様に合った保険選びをサポートするという私たちの想いを社員一人ひとりが体現したCMクリエイティブとなっています。

 さらに保険選びのサポートだけでなく、一部店舗でNISAの取り扱いも開始しました。様々な形でお客様のライフプランニングを支援することで「お客様の未来をまもるだけではなく、未来をつくるお手伝い」もしていきたいです。

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この記事の著者

堤 美佳子(ツツミ ミカコ)

ライター・編集者・記者。1993年愛媛県生まれ。横浜国立大学卒業後、新聞社、出版社を経てフリーランスとして独立。現在はビジネス誌を中心にインタビュー記事などを担当。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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2025/02/04 08:00 https://markezine.jp/article/detail/47791

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