地上波テレビCMの運用サービス
サイバーエージェントの連結子会社であるAJA(アジャ)は、地上波テレビCMの運用型バイイングとCM配信中の運用を実現するサービス「ミエルTV」の提供を2025年春より開始する。
同サービスでは、ソニーマーケティングの新サービス「BROAD+」とのシステム連携により、オンターゲットリーチの最大化やCVに基づくリアルタイムの広告運用を実現。事前シミュレーションによる最適な番組枠の買い付け、キャンペーン期間中の出稿枠運用、配信後の定量レポートなどを可能にする。
ソニー×KADOKAWAのシナジー
KADOKAWAとソニーグループ(以下、ソニー)は、2024年12月19日に戦略的な資本業務提携契約を締結。KADOKAWAが2025年1月7日に実施した第三者割り当てにより、ソニーが約500億円でKADOKAWAの新株式12,054,100株を取得した。これにより、ソニーは2021年2月に取得済みの株式と合わせてKADOKAWAの株式を約10%保有する筆頭株主となる。
両社は今回の資本業務提携にともない、保有するIP価値のグローバルにおける最大化に向けて連携を強化。今後はKADOKAWAのIPの実写映画/ドラマ化や、アニメ作品の共同制作、KADOKAWAのアニメ作品のグローバル流通拡大、バーチャルプロダクションの促進・普及などについて、具体的な取り組みを議論していく。
新聞社とメディア接触動態を調査
電通はADKマーケティング・ソリューションズ、朝日新聞社、中日新聞社、日本経済新聞社、毎日新聞社の5社と共同で調査を実施し、その結果をまとめた「全国メディアプロフィールサーベイ2024」の提供を開始した。
5社は、47都道府県の全域に在住する15〜79歳の3万800人を対象に、主要5メディア(新聞、雑誌、ラジオ、テレビ、インターネット)の接触動態を調査。基本的な属性情報に加え、居住市区町村、勤め先の従業員規模、メディアごとの接触頻度・時間帯・時間量や広告の印象、関心のある商品広告の認知経路など、全68問を聴取した。
ショートドラマの新たな地平
KDDIとジェイアール東⽇本企画(以下、jeki)は、ショートドラマコンテンツ「いつだって究極の選択au|TRAIN TV」を公開した。
1話完結型の同コンテンツでは、出演者らが⽇常⽣活に潜む「究極の選択」を迫られる。jekiが運営する番組配信プラットフォーム「TRAIN TV」では毎週⽉曜⽇に、TikTokなどの公式SNSアカウントでは平⽇毎⽇8時ごろから配信している。同コンテンツはマルチエンディング形式のため、TRAIN TVで放映される結末とSNSで配信される結末が異なる。ユーザーが電車での移動時に偶然目にするストーリーと、スマートフォンで視聴するストーリーの結末を変えることで、新たな視聴スタイルを実現する。
関西らしさを世界へ
大広と博報堂は、関西特有の価値観「omoroi(オモロイ)」に根差した新たな幸福感や生活・働き方の価値創出を目指す「omoroi-being(オモロイ・ビーイング)」プロジェクトを開始した。
omoroi-beingとは、効率性のみを追求せず、矛盾を楽しみ、無駄の中にも価値を見出す生き方を指す。
両社は「本音→共鳴→シェア」というサイクルを通じて、社会や人とつながりながら幸福感を広げる関西人らしさに着目。専用サイトを開設し、産官学による連携プログラムの推進や、事業共創への展開を予定している。
将来的には、関西独自の価値観や美意識をグローバルに発信することで、関西エリアの活性化につなげる狙いだ。
