※本記事は、2025年2月刊行の『MarkeZine』(雑誌)110号に掲載したものです

日立製作所の新社長
日立製作所は2024年12月16日開催の取締役会において、代表執行役執行役社長兼CEOの異動を決定。2025年4月1日付で徳永俊昭(とくなが・としあき)氏が社長に就任することを発表した。
德永氏は1990年に同社へ入社し、2024年より現職である代表執行役執行役副社長社長補佐、デジタルシステム&サービス統括本部長を務める人物だ。
なお、2024年12月時点で同社の社長を務める小島啓二(こじま・けいじ)氏は、2025年4月1日付で取締役副会長に就く。
AIを用いたクーポンのパーソナライズ
三井住友カードは、新サービス「Vクーポン」および「Vミッション」の提供を開始した。

Vクーポンは、有効期限内に対象店舗で同社が発行するクレジットカードを使って買い物をしたユーザーに対し、Vポイントやキャッシュバックなどの特典を提供するサービスだ。実店舗だけでなく、ネットショッピングでの買い物も対象とする。
クーポンの発行にあたっては、ユーザーの利用状況データやVクーポンサイト内のアンケートデータを活用。AIによってパーソナライズしたクーポンを提供する。
また、クーポン掲載加盟店に対して、クーポン利用データを用いた効果検証ツールも提供予定。これにより、効果的なクーポンの運用を実現するとともに、属性データなどと組み合わせたマーケティング活用も可能にする。
中小企業向けのWebプラットフォーム
ラクスルは、ホームページ制作から顧客管理、メールマーケティング、予約・決済機能までを統合したWebプラットフォーム「ラクスルホームページ」の提供を開始した。
同プラットフォームでは、中小企業がデジタルビジネスを展開するための機能を低価格で提供。グループ企業であるペライチの技術を活用し、数百種類のテンプレートからホームページを制作できるようにする。スマートフォンからの更新にも対応し、売上の3.5%の手数料でクレジットカードや電子マネー、銀行振込などの決済機能を実装可能に。
同社は今後、印刷サービスや広告サービスとの連携を視野に入れている。
ノンアル飲料のマーケティング機能を集約
サントリーは2024年12月24日に「国内事業方針・ビール事業方針」を発表した。同社の代表取締役社長である鳥井信宏(とりい・のぶひろ)氏は、2025年1月にノンアルコール飲料の統合組織として「ノンアル部」を新設すると発表。ビール本部、スピリッツ本部、ワイン本部に分散していたノンアルコール飲料のマーケティング機能を集約する狙いだ。
ユーザベースが新経営体制へ
経済情報プラットフォーム「スピーダ」や、ソーシャル経済メディア「NewsPicks」を運営するユーザベースは、新しい経営・執行体制への移行を取締役会にて決議した。
これにともない、2021年より稲垣裕介(いながき・ゆうすけ)氏とともに同社の共同代表を務めてきた佐久間衡(さくま・たいら)氏は、2024年12月末日付で代表取締役Co-CEOを退任。2025年1月からは、稲垣氏の単独代表体制に切り替わった。
また、2025年1月より上席執行役員を設置。一体的な経営・執行体制への移行によってスピーダおよびNewsPicksのシナジーを高め、さらなるユーザー価値の創出を目指す。