今回採用が決まった測定手法は、動画コンテンツが再生されたことを示すビーコンを測定用サーバーで計測する「ビーコンタグ方式」で、動画コンテンツの接触回数(ストリーム数)、接触人数(ユニークブラウザ数)、接触時間の3つのデータを高い精度で取得することができる。
動画コンテンツ接触状況の測定には、従来の「リクエストベース」と今回合意した測定基準である「OTSベース(Opportunity To See)」の2つがある。前者は動画コンテンツサーバーへのリクエスト回数を動画コンテンツの読み出し回数として扱うのに対し、OTSベースでは実際に動画コンテンツが再生されたことを示すビーコンの表示回数を動画接触回数として計測を行うため、“より最終的なユーザーの視聴に近いところでの計測”を行うことが可能になる。
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