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【SEOリサーチ】Yahoo!アルゴリズム速報(2008年7月上旬更新分)、順位変動の原因を探る!


[外部SEO対策] 被リンクの評価(by 株式会社QOOP)

 検索キーワード10キーワードのデータを用いて、以下の項目について順位との相関分析を行いました。

調査対象キーワード

 美容整形、求人、不動産、保険、キャッシング、老人ホーム、ダイエット、レーシック、中古車、賃貸

分析データ項目

 10キーワードのYahoo!上位50件につき、以下の項目を作成(2008年7月22日)。

  1. link :「link:~」の件数
  2. linkdomain : 「linkdomain:~」の件数
  3. site : 「site:~」の件数
  4. link表示数 : 「link:~」の検索結果として表示される件数
  5. linkユニークドメイン : link:表示数の重複ドメインを除いた数
  6. 関連リンク : 「link:~+対象キーワード」の検索結果として表示される件数
  7. 関連リンク_ユニークドメイン: 関連リンクの重複ドメインを除いた数
  8. linkユニークIP : link:表示数の重複IPを除いた数
  9. 関連リンク_ユニークIP : 関連リンクの重複IPを除いた数
  10. linkユニークNS : link:表示数の重複ネームサーバを除いた数
相関分析データ
相関分析とは?

 上の表は、各項目の順位との相関分析の結果である。相関係数を下のグラフに示した。

 相関係数は-1から1の間をとり、1に近いほど正の相関、-1に近いほど負の相関が強い。

 この場合、順位との相関であり「各項目の値が高いほど順位の数字が小さい(順位が高い)」というように、負の相関がある。

全体の概要(1)

 linkdomainおよびsitに関しては、ほとんど順位に関係しないと言える。linkに関しては、前述の2つと比べれば関係していると言えるが、それほど強い関係ではない。

 一方、「link:~」の結果として表示されるlink表示数とそれをもとに集計した数値、順位との相関を見てみると、明らかに上記の三つよりも関係が深い。

 検索結果として表示されているということは、検索エンジンがそれだけ重要と見ているリンク元であるとも考えられるので、この相関係数の違いは当然と言える。次に関係が強い各項目間で詳細に比較してみる。

全体の概要(2)

 上のグラフは、(1)のグラフの中で関係が強い項目について拡大したものである。

 特に関係が強いのは、linkユニークドメインおよびlinkユニークIPである。

 つまり、今回のYahoo!のアルゴリズムではどれだけ異なるドメインからリンクされており、リンク元のIPが分散されているか、ということが重視されているようである。

 関連するコンテンツからのリンクは、影響は及ぼしているものの、リンク量と比較すると影響度は低いようだ。(分析:株式会社QOOP 岡崎)

結論

 今回、2008年7月上旬のYahoo!アルゴリズム更新の調査において、次のような特徴が検出された。

  1. タイトルタグ、見出しタグ等の要素の評価が向上。
  2. キーワード出現率は、従来より若干高めが最適になる。
  3. サイト内被リンクは評価が低下(被リンクのIPが同じため?)。
  4. ドメイン年齢(サイト運営期間)は、評価が低下。
  5. IPの異なる被リンク数が最も重要視される。
  6. ドメインの異なる被リンク数が次に重要視される。
  7. テーマの関連する被リンクも比較的重要視される。

この記事は、(株)スプール社の「SEO対策リサーチ」よりの転載記事です。

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この記事の著者

(株)スプール 八百谷 真(ヤオタニ マコト)

株式会社スプール 代表取締役。1977年生まれ。ブラストホールディングス株式会社にてSEOツール無料公開サイト「SEOTOOLS」の立案・制作を担当後、2006年10月、株式会社スプールを設立。現在はSEOコンサルティングツール「spoool seo-suite」に注力。著書に「SEO 検索上位サイトの法則」(ソーテック社)がある。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2008/08/18 16:03 https://markezine.jp/article/detail/4853

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