東急エージェンシーは、没入型OOH広告企画「TOQ IMMERSIVE OOH」をスタートし、第一弾として、技術協力パートナーであるモッチハックの独自の360度音響技術「imavo」を用いた「TOQ IMMERSIVE OOH_SOUND」の広告メニューを3月25日より販売開始した。
TOQ IMMERSIVE OOH_SOUNDは、広告内のQRコードを読み取りイヤホンを利用することで、手軽に立体的な音響を体験できる広告企画。イマーシブサウンドが再生されることにより、広告接触者に対して、「好きな人やものがすぐ近くにいる」ような没入感の高い体験を提供し、コンテンツとして能動的に楽しんでもらう広告体験を実現する。

モッチハックが提供する「imavo」は、イヤホンを通して、まるで「好きなアイドル・アーティストなどの"推し"がすぐそばで囁き、歌ってくれている」ような、「没入感のある(イマーシブな)体験」を実現する3Dボイス・サウンドソリューション。従来の空間音響・立体音響サービスと比較し、簡易・低コストでの制作・提供を可能にしているという。
同広告企画は、広告内容と連動したサウンドにより、広告主は広告内容への理解促進や興味喚起を図ることができ、生活者は「見に行きたくなる・広めたくなる」という新たな広告コミュニケーションにより高い広告効果が期待できるとしている。特にIPを活用するエンタメ業界での、ファンとの心的距離が遠くなるカムバック準備期間、カムバック活動との相乗効果が想定されるという。
2024年7月に実施した実証実験では、HYBE JAPANと協業しHYBE MUSIC GROUPの「TOMORROW X TOGETHER」と「BOY NEXT DOOR」の広告を東急電鉄所属車両内の中吊りポスターや渋谷駅の大型ポスターに掲出し、大きな反響を得たという。
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