NTTコミュニケーションズ(以下、NTT Com)とNTT QONOQ (以下、コノキュー)は、三越伊勢丹グループの広島三越、岩田屋三越と、デジタル技術を活用した接客の実現をめざすための取り組みを開始した。
広島三越と福岡の岩田屋三越でリアルタイム映像伝送が可能な環境を構築。広島三越にいる顧客に対してリモートで岩田屋三越の商品を紹介し、地域間の顧客送客の可能性を検証した。

具体的には、NTT Comが提供する高精細(4K)・等身大での映像・音声通信を低遅延のコミュニケーションデバイス「OPEN HUB Window」と、コノキューが提供するXRグラス「MiRZA(ミルザ)」、XRグラスのカメラ映像の伝送とビデオ通話機能を持つ「NTT XR Real Support」を用いて約250km離れている広島と福岡を接続。広島三越にはないブランドの商品などを、リモート接客にて提供した。その後、リモート接客を体験した顧客にアンケートを行い、実際に福岡の岩田屋三越に来店し、買い物をしたくなるかを検証した。

同取り組みの接客体験後、実際に広島から福岡の岩田屋三越へ来店するケースもあり、地域間の顧客送客の実現に一定の効果を確認できたという。
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