米国で急成長を遂げる「Lead Generation広告」
インターネットに関わるマーケッターが注目しているレポートの1つに、毎年IAB とコンサルティング会社のプライスウォーターハウスクーパーズが発表する米国のインターネット広告費用のレポートがあります。
このレポートは1000社を超えるオンライン広告会社からデータの提供を受けて、IABが1996年から継続的に作成しているものです。2007年度の米国インターネット広告費を見ると212億ドルと2006年度の169億円と比べて約26%もの成長していることがわかります。
また、広告種類別のシェアで見ると、1位は「Search」 で41%、続いて「Display Ads」が21%、あとはその他の広告となっています。同様に2004年から2007年までの4年間のシェアを並べて見ると、「Lead Generation(リードジェネレーション)」という聞きなれない広告が急成長していたことがわかります。
表1からはSearch広告の伸びが2004年~2007年で2%だったのに対して、Lead Generationが4年間で4%もシェアを上げていることもわかります。ちなみにIAB英国のレポートにはLead Generationという広告は上がってきていません。
2004年 | 2005年 | 2006年 | 2007年 | |
---|---|---|---|---|
Lead Generation | 3% | 6% | 8% | 7% |
Search | 39% | 41% | 40% | 41% |
Display Ads | 38% | 20% | 22% | 21% |
Rich Media | 8% | 7% | 8% | |
Digital Video | 2% | |||
Sponsorship | 5% | 3% | 3% | |
Classifieds | 18% | 17% | 18% | 16% |
2% | 2% | 2% | 2% | |
other | 0.00% | 1.00% | 0.00% | 0.00% |
(英国) | 2007年 |
---|---|
Search | 58% |
Display Ads | 21% |
Classified Ads | 21% |
1% | |
出典:IAB Internet Advertising Revenue Report
IAB Internet Advertising Revenue Report conducted by PricewaterhouseCoopers (PWC)
Internet Advertising Bureau Fact Sheet: Online adspend – 2007
Interactive Advertising Bureauは1983年に設立されたインターネットの技術使用などを技術標準を決定する非営利団体。
このコラムでは、この「Lead Generation」に注目し、今回は、「そもそもリードジェネレーション広告とは何か」という定義から考えてみようと思います。