DGフィナンシャルテクノロジー(DGFT)は、暁電機製作所と連携し、O2O決済サービス「Cloud Pay レジ」と小型自動精算機「ARUNAS AES-CUT」を組み合わせた新しい決済ソリューションの取り組みを開始した。
同ソリューションでは、利用者がスマートフォンでQRコードを読み取り、「キャッシュレス」または「現金」から支払い方法を選択できる。キャッシュレス決済はスマートフォン上で完結し、専用の決済端末が不要となる。現金を選択した場合は、小型自動精算機で現金決済が可能だ。

従来の自動精算機は大型で高価な製品が多く、導入・運用コストや設置スペースの確保が事業者の負担となっていた。また、精算機にキャッシュレス決済機能を搭載する場合、設備コストや管理負担の増加、決済手段ごとに異なる操作によるユーザー体験の低下、複数ベンダーのシステム連携による管理業務の複雑化といった課題があった。
ソリューションの主な特徴は以下の通り。
- キャッシュレス決済はスマートフォン1つで完結し、非対面・非接触での決済体験を提供する
- 現金支払いは精算機で対応し、現金とキャッシュレスのハイブリッド運用が可能となる
- 現金決済を含めた決済データを一元管理できるため、従来は把握が困難だった現金取引の可視化が実現する。
- 外付け決済端末が不要なため、初期コストと保守運用負担を軽減できる
活用シーンとしては、ホテルのフロントやレンタカー受付でのオンライン接客、飲食店のテーブルオーダー、教育機関や公共施設の窓口業務などが想定されている。
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