変化3:能動的な外部発信の加速
3つ目の変化は、自社の情報を発信する場所がオウンドメディアだけでなく、多様なプラットフォームに広がるということです。
現在のAI検索はYouTube・SNS・比較サイト・業界メディアなど、多様なプラットフォームから情報を収集して回答を生成しています。たとえば、ChatGPTで「おすすめの〇〇は?」と聞いた際の情報源をみると、公式サイトではなく比較サイトが中心となっています。
ここで注目すべきは、AIは第三者からの言及や評判が多いブランドを優先的に取り上げる傾向があるということです。
複数のプラットフォームで言及されているブランドは、AIにとって「信頼性が高い」「ユーザーにとって有用な情報である」と判断されやすくなります。逆にいえば、自社サイトでしか情報発信していないブランドは、AIの回答に登場しにくくなる可能性があります。
この傾向を踏まえると、検索エンジン経由で自社サイトへ訪問してもらう受動的な情報発信だけではなく、外部のプラットフォームで第三者の言及を獲得する能動的な情報発信への戦略転換が求められます。具体的には、業界メディアへの寄稿やプレスリリースの配信、YouTubeやSNSでの継続的な投稿などが挙げられます。
一方、多様なプラットフォームへの情報発信は、膨大なリソースが必要となります。そのため、闇雲に手を広げるのではなく、自社の見込み顧客に情報を届けるにはどこのプラットフォームを選択すべきか、事前に調査・選択した上で集中的に取り組むことをおすすめします。
加えて、コンテンツを制作する際は複数のプラットフォームで使い回すことを前提に考え、1つの企画からテキスト・画像・動画などの複数メディアを組み合わせるマルチモーダルなコンテンツ制作を意識したいところです。
まとめ:AI時代でも重要なことは変わらない
生成AIをはじめとしたAI検索の登場により、作り手・読み手の双方でコンテンツへの関わり方が大きく変化しています。一方で、コンテンツマーケティングでやるべきことは、「必要な情報を必要な時に届ける」というシンプルなものであることは変わりません。
本記事でお伝えした「3つの変化」は、いずれも「どんな情報をどこで届けるのか」という内容です。
AIの進化は今後も続いていきますが、ユーザーにとって価値のある情報を届けるという本質に立ち返れば、やるべきことは自然と見えてくるはずです。変化を恐れず、AIと共存しながら、自社ならではの価値を届けていきましょう。
